味幸を楽しむ。

第103話 京都の味辛。01

 今日はお聖人さんの仕事で車で京都まで行く最中だった。

 そして現在は新名神高速道路で巨椋池ICに向かっている最中であり、現在は新名神に入ったところだ。


「お聖人さん。京都に檀家さんがいる事は驚いたよ。」


「あぁ、といっても元々は海老名市に住んでいたけどな。」


「そうか。海老名に住んでいた訳だな。」


「海老名から定年後は京都に引っ越して今に至っている訳だ。」


「成程ね。それなら納得するよ。」


 もともとは海老名に住んでいたから京都まで行ってきたんだね。

 そう思いながらようやく八幡京田辺JCTで第二京阪に変えそこから巨椋池ICまで向かっている最中だった。


 そして巨椋池ICで降りた後、これから洛西口駅方面に向かっていた。

 なぜなら、京都の方で檀家さんはそちらの方にあるからだ。

 そして京都の檀家さんの近くには例の辛いで有名な『祇園味幸』さんがあり、そこではカレールーなどが帰るなど非常に注目したいところにあるのだ。

 そう思いつつ、お聖人さんが何故、土曜日に来たのか非常に気になっていた。


「で、お聖人さん。今日は土曜日でしょ。何で土曜日にここに来たのか私にはわからないよ。」


 と、何故、日曜じゃなく土曜なのか非常に気になったのでそれを問うてみた。

 するとお聖人さんが…、


「ふふっ。そうだな。日曜日だと休業になっていて商品が変えないから。でも、絵理奈ちゃんや彩海のお腹の中でそういうものができたら俺は嬉しいけどね。」


 といって、冗談交じりで理由を説明した。

 流石にそれは突っ込まないと私も危ないと感じた。


「もう。お聖人さんったら、そういう冗談に見えない冗談で私を脅すのはやめてね。」


「了解。でも、絵理奈ちゃんがその店によってものすごく楽しい店になるのは間違いないからそこで買い物しような。」


「了解です。」


 と楽しく話しながら鈴鹿PAに到着した。


 そして現在、私は新名神で鈴鹿PAで休憩し、これから名神の京都南ICまで、あともう一息なのだと感じていた。

 そして新名神でこれから八幡京田辺JCTまで行く状況だと思うと非常に疲れると思いながらもこれから私はどんな料理が食べられるのか非常に気になっていた。

 それと鈴鹿PAを見ると車もあるけど、結構、パソコンができる椅子があって非常に楽しくて嬉しく感じる。

 私は用事がなければここでパソコンを楽しめると思いながら鈴鹿PAを出発し、これから新名神で城陽SAまで向かう事にした。


 城陽SAまではそこまで距離はないが、途中に甲南PAと城陽SAがあるのでそこまで距離があると思うだけで非常に疲れる可能性もあると思いつつ、とりあえず走ってみる事にした。

 そして滋賀県に入った後、土山SAや甲南PA、大津田上PAを通過して城陽SAまで到着した。

 意外と城陽SAを通っているとそれだけで非常に安心して休憩できる状況だと思いながらここからいよいよ京都に入ったと思いつつ、これから巨椋池ICまでぐっと我慢しながら向かう事にした。


 そして八幡京田辺JCTで第二京阪道路を経由して巨椋池ICを降りた後、これからどうなるか考えながら私はお聖人さんに誘われて京都の味幸さんまで向かう事にした。

 そして暫くした後、ようやく国道171号まで到着後、お聖人さんが私を見て何か指摘しようとした。


「で、絵理奈ちゃん。ここは国道171号で何回か右折して南下した後に、ようやく大阪方面に行く事が出来るんだよ。」


「成程。で、味幸さんはもうすぐなんだよね。」


「そう。味幸さんはこの交差点を直進して洛西口駅を過ぎた先にあるから是非、行ってみると良いよ。」


「了解。私も辛いものがどういうものなのか非常に気になるからね。丁度、直紀さんがロゴスキーに行っている最中で何か彼も黄金七味を購入してほしいといった位だから私もそれを見てみたいと思ったね。」


「エリポン。あたしも歩奈さんから黄金7味のカレールーを欲しがっていたそうだよ。で、今日は流石に築地などで仕入れするから来れないので、明日新幹線で京都まで行ってもらいに行くからっていうメールが来たよ。」


「そうか。意外だね。なんで直紀さんも歩奈さんも黄金七味のカレーなどを欲しがるのか私にはわからないね。」


「ですね。エリポン。」


 私も彼らがどうしてあんなに黄金七味の料理ばかり求めるのかはっきりと判らないし、この状況がどこまで来ているのかわからないながらも本当に自分でもこれがどういう意味なのか考えてしまう事もしばしあった。

 けど、これでも本当に自分でその黄金七味などを見なければ間違いなくそれが判らないと思いながらこれから洛西口駅を通過してこれから祇園味幸さんまで直行した。

 途中、大回りしながらも、ようやく、味幸に到着した私はこれからこの香辛料を見てどれを買えばよいのかしっかりと考えていた。


「で、お聖人さん派どれが一番、好きなの。」


「俺はこの黄金七味とふりかけが購入すべきものだと思いますね。」


「黄金七味のふりかけと黄金七味が一番、買うべきものなのはやはりかけるとおいしいからだよね。」


「その通りだ。この黄金七味と黄金一味のカレールーが一度作ってみる必要があるから絶対に試してみる価値があるからな。一度、食べてみればその味が判るぞ。」


「ですね。辛いけど、食べてみなければわからないのが黄金七味や黄金一味の味だと判るから猶更、買わないといけないからね。」


「あぁ、ルーと黄金七味、ふりかけはそれぞれ5つくらいは勝手おくから彩海は実家や歩奈さんに、絵理奈ちゃんは実家や直紀さん達に渡して試してみると良いからな。」


「了解。ありがとうございます。お聖人さん。」


「こちらもです。お聖人さん。」


「いえいえ、あんた達が喜んでくれればこちとら非常に嬉しいから。」


 私はお聖人さんに喜んでくれる状況なら本当にありがたいと思ってきた。

 しかし、これらの量を見ると本当に食べたいものだと思うとそれだけで非常に嬉しくなってしまうな。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る