第102話 満天餃子と豚汁。02
それから私は満天餃子と焼売を作りながら
なぜなら、この調理で
そう思いながらこれから私は
「
「姉ちゃん。凄く豚汁の調理手順を分かっているから思っているより楽にできるから非常に安心してやれるよ。」
「そう。
「あぁ、豚汁の材料は豚もも、人参、里芋、ネギ、そして信州みそを出せば簡単に調理でき事が判ったからな。勿論、お聖人さんに教わったからこれ位の料理ができるし、姉ちゃんは温かいものを食べる事で未練を残した霊を埋葬し、そしてお腹を掃除する事が出来るからそれだけでも凄く嬉しいよ。」
「ありがとう。
「あぁ、どんなの俺があがいても俺は姉ちゃんより早く死ぬのは目に見えている。姉ちゃんは本当に墓守女子になって死ぬことができない時、自殺しようとしてもできない状況が未だに続き、そして永代に使用料は君の死ぬ年齢が伸びる事だから払い続けてれば払い続ける程、2億年に簡単にいってしまうんだよ。」
「うっ。つまり、私達のお腹の中でお墓ができる事は死ぬ年齢が普通の人間より1億倍以上もあるという事なの。」
「そういう事。そして永代使用料で豊かになっても身内がいなくなってもお姉ちゃんはずっとその姿で生き続ける。それがどれだけ非常に苦痛でつらい事なのかはっきりとくぁあると本当につらいよ。」
「成程ね。」
私はその話を聞いて自分の寿命はいつになったら途絶えるのかわからない状況に私はこのままで本当に大丈夫なのか非常に疑念を抱いた。
そして自殺できない体になっている事は、自殺未遂を行った場合は死ぬことすら許されない状況がいつまでも来るのは間違いないと実感した。
そう、人間の遺体をお腹の中で納める事で寿命をかなり伸ばす事が出来るのが墓守女子だと思うとこれは何かあり得ると私は感じていた。
決して、これはお聖人さんや直紀さんには言えないけど、私は墓守女子になった事でずっと女子高生の姿で事実上、永遠に過ごす意味が次第に分かってきた気がして非常に恐怖を感じてしまった。
けど、それで辛くなっていると非常に嫌なのでこれから私は豚汁の調理様子を確認して気分を紛らわそうと思った。
「うん。判った。で、結弦。大分、豚汁が上手く出来たね。」
「あぁ、ネギも上手く切れたし、だんだん、豚汁の作り方がうまくなったと思うよ。」
「そうか。それなら非常に良かった。で、みそを入れればそれだけで豚汁は完成するでしょ。」
「あぁ、そうだ。だから本当にそれを思うと俺は非常に料理が上手く出来るし、楽しくなるからそれを忘れないようにしてほしいなと思ったよ。」
「うん。そうだね。
私はさっきまでの顔の冴えなさとは裏腹に豚汁を調理すると本当にこれが私にとって非常に嬉しくなると思いながらやはり私が元気にならないといけないと思った。
そして私は餃子を焼いてようやく凄くおいしい焦げ目になったので出した後、今度は焼売を調理する準備を始めた。
焼売に必要なのはホタテの貝柱を干したもの、豚と鳥を合い挽きした挽肉。
そしてネギとタケノコを用意すれば簡単に調理できる。
で、なぜ焼売にホタテの貝柱を用意するかというと、焼売にホタテの貝柱を入れる事で崎陽軒のシウマイらしくなるから当然ながら導入するのはごく自然だと思ったのだ。
そして、それらの肉を混ぜなが調理して、それから焼売の川に肉を入れながら一部は
「よし、
「そうか。意外と簡単に調理できたな。」
「勿論。事前に干し貝柱は水に戻したからその後に調理を行えば簡単にできる事を分かっているからな。」
「そうか。意外とお姉ちゃんはこういうのに対して非常に早くて感激する。でも、そこまでやるとは本気を出しても良いと思うようになるな。」
「うん。そうだね。
「あぁ、そうだな。矢島製麺所で作られた面が常に届くからそれを利用して
私はこの
「
「そうだな。お姉ちゃん。」
私は
そして
「すごい。温かい土地なのに非常に辛く感じるものを食べて非常に感動する。」
「でしょ。
「ありがとう。お姉ちゃん。今度、満天餃子によったら食べてみようと思うね。」
「うん。そうだね。」
私は
だから今度は満天餃子と崎陽軒のシウマイを一緒に買ってあげようかなと少しだけ思っていた。
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