第9話 平昌オリンピック
今の国際情勢から見るに
大きな変化の時が来てると考える人も多いのではないだろうか
東アジアは今国際的に注目を浴びている火薬庫だ
アメリカに対抗しようと世界政策を打ち出す中国
アメリカに対抗しようとミサイルで脅しをかける北朝鮮
未だに冷戦を続けているようだ
南北に分割されて今年で約65年
朝鮮半島はここ数年で大きく変わった
韓国では大統領が変わった
北朝鮮は軍事力を強化し世界に自らの脅威を訴えている
同じ民族だったが冷戦の中で分割し
かつて1つの国だったものが
2つの国に分かれてしまった
今回の平昌オリンピック
世界からの関心が高いものだとは思えないのが現状だ
確かに今回
北朝鮮の選手団が参加することは
去年の北朝鮮の一連の行動から見れば
信じられないことだ
ミサイル開発と発射
近隣諸国との緊張を生み出し
また他国で自らの親族を殺害した
去年は1年を通して北朝鮮という言葉を多く聞いたことだろう
日本に木造船に乗って侵入を繰り替えしていることも
去年初めて知った人が多いのではないだろうか
拉致が起きるのも当然だと思う人もいただろう
まぁ私が言いたいのは去年あれだけのことをしておいて
よくもオリンピックに出ようと考えた
ということだ
随分図々しく私の目には映った
韓国国内でも今回の北朝鮮の参加において
賛否両論が飛び出している
今回の選手入場も賛否両論
国内も満場一致で賛成とはいかないようだ
選手村の環境もいいものではないという報道もあった
平昌の治安も環境も悪く
去っていくボランティアが多いと聞く
果たして正常にオリンピックは開催できるのだろうか
デモ隊の衝突も後を絶たない
確かに考えてみればおかしい話なのだ
韓国と北朝鮮が足をそろえるということは本来ならばありえない
なぜなら
両国はいまだに戦争状態だからだ
朝鮮民族を引き裂いた朝鮮戦争は
現在休戦状態であり
戦争自体は継続中なのだ
戦争中の連中がオリンピックに一緒に入場するとなれば
そりゃ反対派も多いことだろう
昔の中国を見ているようだ
日中戦争時
当時の中国国民党と中国共産党は
日本をお互いの共通の敵として国共合作を実現
協力し日本と戦った
その後の中国は共産党が国民党を台湾に追いやり
今の状態になる
朝鮮半島もそうだ
冷戦時代東側だった北朝鮮
冷戦時代西側だった韓国
これらも今共通の敵を定め
協力しようとしてるように見える
今回のオリンピックでお互いの距離を縮め
朝鮮版国共合作を実現しようとしてのではないか
今回安倍首相が韓国に出向くことになった時
自民党内または国民の間に
「なぜ?」
と疑問符を浮かべた人もいるだろう
それだけこのオリンピックに
政治的なメリットがあるとは思えないという人が多いということだろう
ただ今の韓国と北朝鮮の接近に釘をさすことは重要だ
さきほども書いたが朝鮮版国共合作が実現した場合
共通の敵とされるのは間違いなく日本だ
韓国はアメリカを共通の敵とすることはできないだろう
そうすると共有できるのは反日思想ではないだろうか
こうなると厄介だ
ただでさえ隣国で未だに謝罪謝罪とやかましいのに
これ以上言い出す阿呆が増えるのは日本にとって
とてもいいものではない
平昌オリンピック
それはスポーツの祭典という仮面をかぶった
朝鮮民族間のくだらない政治的な茶番に他ならない
選手たちは高潔な精神のもと正々堂々と戦うだろうが
裏で選手たちの気持ちとは真逆の汚い政治的なものが
ひしめき合っているのも忘れてはいけない
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