第186話 妄想
僕は家に帰るとパソコンを開き一人妄想の世界に入っていた。
精神病患者によくある終末論を考えていた。アトランティス大陸がどうとか、ムー大陸がどうだとか、ボンペイ遺跡がとか、インターネットで調べ妄想を膨らませていた。
僕は神様の存在を肯定する。
僕達人間の考えが及ばない世界があると信じている。太陽がなぜ何百億年も燃え続けているのかさえ人間には分からない。
地球以外の生物が存在して、人間以上に進化していて、不老不死を実現している星があっても不思議とは思わない。
地球の人間がこの星で、不老不死を見つけ出し、自然をコントロールして太陽と地球の寿命を知り、地球外に住める星を探すのは可能だと思っている。
ジョンレノンの「イマジン」のような世界観になれば良いと思う。
世界中から、争いや殺し合いが無くなれば、きっと思いは叶うと信じている。
現生の僕は、ろくでも無い人間だった。
来世があり生まれ代われるのなら、健常者で貧しくても良いので、両親が愛し合っている家庭に生まれてきたい。
母親のいない僕は、親父に殴られながら育てられた。
それにより僕は、暴力では何も解決しない事を教えてもらった。
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