少年の声（SS版) 第一部・進む声

第17話

『ごめんね、凛。』

『やっぱり私は向いてないみたい』

『凛は私のために色々気を回してくれたけど』

『それでも私は・・・』

『ごめんね凛・・・ごめんね。

』

清宮

はっ！

・・・。

夢を見ていたのね・・・。

明里・・・やっぱり私はあの時のことをなかった事にはできない・・・。

ー部室ー

田畑

よし。じゃあ今から役決めを始めるか。

じゃあ主役のマチコ役をやりたい人は挙手。

清宮

パッ

小坂

・・・プルプル

田畑

挙手したのは清宮と小坂か。

じゃあ基本的なセリフをひとりひとり読み上げてくれ。

清宮

はい。

小坂

はっ、はい。

ー読みあげー

清宮

私はそんなに大した事はできない。

それでもいままで積み上げてきたものはある。

ー数分後ー

田畑

次は小坂。

小坂

は、はい！

わ、私にはそんなに大した事はで、できない。それでも今までちゅみあげたきたものはあ、ある。

浜谷

（これは・・・）

小坂

（どうしよう噛み噛みだ・・・）

（終わった・・・）

ーそしてー

田畑

読み上げは終わったな。

清宮、堂々とした読み上げだな。

流石だ。

清宮

どうも。

田畑

小坂は緊張しながらもちゃんと頑張ったな。

偉いぞ。

小坂

す、すみません・・・。

田畑

私個人の意見としてはイメージとに合っていると思うのは・・・

清宮

（私だ）

小坂

（絶対清宮さんだ・・・）

田畑

小坂だと思う。

小坂

へっ？

清宮

えっ？