160冊目 君よ、光の中で

 どうも、吾輩です。

 なんか最終回みたいなタイトルになっちゃったな……。


 吾輩、どっちかというと悪役に萌える傾向にある。死にざままでまるっと愛しているコもいれば、少数ながら「彼には光堕ち(※1)してほしかったなぁ……!」というコもいる。

 いろんな誤解の中で死んでいったとか、本人は納得していたかもしれないけどあんまりな死にざまだったとか。歴史ジャンルだとみる視点を変えればみんな正義でみんな悪なので(歴史ファンからも鬼畜国家(※2)呼ばわりされているところもあるけれど)、そういうキャラは勧善懲悪の雰囲気がある少年漫画とか特撮番組とかに多い。

 

 敵キャラが味方に付くと弱体化したりキャラ崩壊したりする法則はもちろんあれど、そこはファンなので「弱体化してもムードメーカーとして頑張ってくれるはず」とか「もともと戦闘系じゃなくて技術畑のキャラだから情報戦で主人公パーティを助けてくれるはず」とか「そもそもこんなおいしいキャラがキャラ崩壊するわけないはず」とか、愛ゆえの仮定、もとい妄想をドンドコ積み上げてしまう。その妄想が現実になることがたまにある。


 人様の二次創作でだ!!


 吾輩は二次創作書くのあんまり得意でないので基本読み専なのだが、推しが生存if、あるいは何らかの理由でよみがえったという設定で「一緒に黒幕と戦うぞ!」っていう熱いやつ、あるいはなんかこう、主人公たちと益体もない日常を過ごしているやつとか、もう、大好き。

 前者は萌えではなく燃え的な意味で最高だし、後者はいろんなもの背負って苦労してきた君に平穏が訪れてよかったねって気持ちになる。ハードな世界観の作品のキャラが、現パロで平和に暮らしてるの見るのに近いかもしれない。もちろんそういうのも好き。

 本日はこのへんで。


※1 光堕ち

 いわゆる闇堕ちの逆。敵サイドのキャラクターが何らかの理由で改心し、主人公側につくこと。利害の一致による一時的な共闘などは含まず、本当の仲間になった際に使われる。ような気がする。


※2 鬼畜国家

 のちに始皇帝を輩出する、秦。約束を守らないこと、武力がとんでもないことに定評がある。

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