137冊目 本は寝かせるとおいしい
どうも、吾輩です。
とても久しぶりの更新となります。
本、読んでいるかーい。
吾輩は最近気になるドラマ、を見られる環境にないのでその原作本を入手しほくほくしている。だがしかし、本というのは読むのはもちろん楽しいが寝かせているのもまた楽しい。
何を言っているのかわからない? 吾輩もわからない。
具体例を出そう。
一番わかりやすいのが、お気に入りのシリーズの作品をいまかいまかと待っているときである。「今月の新刊」にはない、では来月か、もっと先なのか、そんなの殺生だから頼むから来月出してくれ。そうやって待っている時間があるからこそ、手に取ったとき一気に貪り読む快楽がある。
ネット環境があれば早めにチェックすることができるのだろうが、吾輩が少女だったころ自宅にはそういうものがなく、書店の店頭で確認するほかなかった。続刊が出るまで1年とか待たせられる作品もある。そういうときの感動はひとしおだ。ネットのなさ故2年も待っていた末に打ち切り(だいぶ前に決定)を知る、という悲劇もあったが。
ネット注文して届くのを待つ、というのも変形パターンだろう。こっちは本が「手に入る」事がほぼ確定しているし待ち時間も短いが、楽しみにしているところに違いない。
この方法では「勝手に寝かされた本を勝手に楽しむ」ということになるが、自主的に「寝かせる」こともできる。
それが2つ目の方法である。
自分で制限をつけるのだ。
野放図に読むと時間が食われてしまうから3日に1冊だけ、とか。長編が欲しいんだけど、お小遣いで買えるのは月1冊。とか。
吾輩は短編集を、毎日1話だけと決めて読んだことがある。理由は忘れたが。毎日毎日続きを読みたくて仕方なくて、1話1話がとても尊いものに思えて仕方なかった。これも理由は忘れたが「特定の日を境に、残りを全部読んでもいい」というルールがあり、その日が来たのでペロッと読んでしまったら感動はすっかり薄まってしまった(面白かったけれど)。
もし、最後まで毎日1話ずつのルールであったのなら、その本は吾輩の中でとんでもないウェイトを占める大事な本になっていたのかもしれない。
本日はこれにて。
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