腐ってもオタク女

８０冊目 単体萌えのR-18事情

　どうも、吾輩です。

　タイトル通りの内容なので苦手な方はバックプリーズ。

　今回は「えげつないエロ展開」についても言及しますのでヨロシク。

　単体萌え。

　読んで字の如く、キャラ単体に萌えている状態である。つまり特定のCPはない。

　単にキャラのビジュアルが好みのこともあれば、性格であったり、特定のエピソードにおける行動でグッと持っていかれることもある。

　そのキャラの原作エピソードだけ眺めて萌え萌えしていられるならいいのだが、好きなキャラのエロシーンが見たい/書きたい/妄想したいという場合は「CPがない」ことがネックになる。

　その解決方法としては以下のとおりである。

１　とりあえず、関係あるキャラとくっつける

　推しが「物語に登場している」以上、他のキャラクターと全く関係がないということはまずない。今は１人で放浪の旅をしていようが、山にこもっていようが、過去には何らかの人間関係があったはずである。

　そこまで極端な状況でないなら、関係キャラの中から最も「お似合い」なキャラを選出してあてがうことになる。

　ここから「特定CP萌え」に移行することもあるが、「お似合い」なキャラが複数いた場合「総受け（※１）」や「総攻め（※２）」に移行する可能性もある。

２　オリジナルキャラクターとくっつける

　オリジナルとはいっても、モブキャラ程度の設定が主流である。設定ガッツリなオリキャラと原作キャラのCPというのは、夢小説以外ではあまりお目にかからない。

　ラブラブなものから、下記３のようなハードなものまでさまざまである。

３　モブレ

　２の苛烈を極めた形態。モブレイプの略である。２よりオリジナルキャラクターの設定はさらに薄く、キャラというよりは舞台装置であることが多い。男性向け作品でおなじみだったが、しばらく前から女性向け界隈でも普及してきている。

　「レイプ」と入っているところからわかるように基本的に凌辱である。路地裏に引きずり込まれたり借金のカタにどうこうされたり、脅迫されたり監禁されたり。最終的にはキャラが快楽堕ちしたり精神崩壊する場合もままある。

　そのため読み手を選ぶものであり、これを地雷とする人間も少なくない。また、あるキャラのモブレは喜んで読むが違うキャラのモブレは読めない、ということもある。

　単体萌えキャラのCPを考える際、実に便利だなあと思うのはソシャゲの主人公である。艦これの提督のように全く発言がなければ自由に「理想の主人公」として組み立てられるし、主人公自体のキャラが立っていればそれはそれで箸が進む（※３）。

　ソシャゲはキャラが多いので、誰かしら好みのキャラがいるだろう。腐女子的には、昨今の男性向けソシャゲに男性ユニットがちらほらいるのはうれしい限りである。

　ただしソシャゲに走った場合、よほどのビッグタイトルでなければ単体だろうがCPだろうが二次創作の供給はないと思ったほうがよい。

※１　総受け

　複数のCPを扱っているが、特定のキャラクターが常に受けであること。「（キャラ名）総受け」と使う。

※２　総攻め

　総受けの反対。特定キャラが常に攻めであること。

※３　箸が進む

　もちろん、主人公のキャラが嫌いでないことが前提。