68冊目 もっと暴力を!
どうも、吾輩です。
前回に引き続き、エロゲの話を含みます。
だって腐女子ネタがいい加減底をついてきたっていうか……。
積極的にラノベを読まなくなってもう何年も経つ。そのため今のラノベ事情はよくわからないのだが、吾輩が小中学生の頃のラノベは暴力に満ち溢れていた。能力バトル全盛期である。学園ものでもバトル。ファンタジーでもバトル。ラブコメしつつもバトル。当時の傾向なのか単に吾輩の好みだったかはわからないが、当時持っていたラノベに思いを馳せると、全体的にコメディ調でもラストバトルはガチ戦闘というものばかり思い出す。文字通り命がけの戦いであり、チートものとはわけが違う。少年漫画的と言ってもいいかもしれない。少年漫画もバトルが欠かせない、とまでは言わないが、人気要素なのは確実だろう。
そして中学入学間もなく、ニトロプラス(※1)と菊地秀行に出会う。中二病にこれは最悪の出会いである。
ニトロプラスのゲームは成人向けなので、もちろん買えないしそもそも当時実家にパソコンがなかった。しかし何作かがノベライズされており、ノベライズ版は性描写を排除、あるいは可能な限り薄めた全年齢版である。だがしかし、残虐描写(※2)はさほど薄められていなかったのである。
菊地秀行作品は性描写も残虐描写もすさまじいものがあるが、「ポルノ」ではない。一般書籍である。なので図書館で借り放題である。
バトル系暴力ラノベと残虐小説の摂取し過ぎだろうか。
いつの間にやら、残虐描写がない作品(特にエロゲ)には触手、ではなく食指が動かなくなってしまったのである。
ようやくタイトルに繋がった。
たまに気の迷いでゆるふわラブコメなんかを読んで/プレイしてしまうと大変だ。さくっと終わるやつならいい。だが長編になればなるほど吾輩のディストピア脳は「誰も死なない……誰も不幸にならない……おかしい……」と誤作動を起こしてしまうのだ。そして積む。
文庫本程度ならいいが、フルプライスエロゲをこの誤作動で挫折したのは勿体なかったなぁ……。
※1 ニトロプラス
アダルトゲームメーカー。
最近は虚淵玄(※3)氏がエロゲ業界出身だと知らない人もいたりするのだろうか。
※2 残虐描写
ヒロインが負傷した際、腸がはみ出しかけたりとか。
※3 虚淵玄
まどマギのシナリオの人。
そして沙耶の唄(※4)の人。
※4 沙耶の唄
泣ける純愛ゲーム。
吾輩は全エンド3周くらいしたがやるたびに感動を禁じえない。
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