24冊目 そのカテゴリ分け、どうする!?

 どうも、吾輩です。

 最近は様々な内容の作品がジャンル問わずデー

タ・紙問わずして跳梁跋扈(色物もあるので失礼ながら……)しています。

 その作品の海を長期にわたり泳いで来た吾輩でも「これはいったい何処のジャンルなのだ」と、途方に暮れることが少なくありません。


 今までに吾輩が感じたもやっと感というか、それはどうなんだい? と思ったものをいくつか紹介してみよう。

 

CASE:1 耽美とは


 耽美とは耽美である。読んで字の如く、その美に耽溺してしまうような作品群である。昔はBLを表す言葉としても有名だったらしいが、今は昔である。

 なのだが。

「めくるめく耽美長編」なんて書かれた作品が「普通のBL」だったら怒りと情けなさのあまり。やけ酒に走っていたかもしれない。

 吾輩は別に商業レーベルの、普通のBL作品が嫌いなのではないと思う。

 だが吾輩は耽美を愛し、耽美に耽溺し、耽美を綴って生きてきた(なお生活の足しにはならない様子)、純粋培養の耽美女であるからして、ゲイはあたりまえ、相手がノンケでもくっつくのあたりまえみたいなゆるふわ世界を楽しみづらい傾向にある。


 で、何の話してたか覚えている方は?

 

CASE:2 どこ向けだ

 

 書店にて、BL漫画新刊コーナーを見ていて衝撃を受けたことがある。

 というのも、この記事のメインはそこなのである。

 

 たいていのBL漫画は表紙に1枚絵があり、裏表紙におおまかなあらすじが記されていることが多い。表紙のキャラがあからさまなアヘ顔をしていたので怖いもの見たさで手に取ったが。凄かった。

 

 帯に書かれたあらすじを見るだけでも思ったものだ。


「これ、男性向けでいいじゃん」

 

 と。

 

 主人公がショタよりだったのだ。男性×ショタは男性向け作品にも多少の需要がある。

 でもあえて、BLとして、腐女子向けに押し出してきたのには何かわけがあったのだろうか。


 最近pixivなどで「男性向け同人ノリのやおい同人」を頻繁に見るようになってきたので、単に吾輩の発想が古すぎただけかもしれない。

  

 ないのだが……。


 分類、いよいよ訳が分からなくなってきたぞ。

 今までは「男同士が絡んでいれば腐女子向け」「男と女がエロ込みでイチャイチャしてりゃあ男性向け」くらいのさっぱりさ加減で分けられたが、今後そうもいかない。

 今回は男性向けエロの文化を女性向け(特にやおい)が取り込んだとみるが、吾輩が気付いていないだけで逆パターン(女性向けのテンプレ設定が男性向けで使用される等)もすでにあるのかもしれない。

 

 とっ散らかった話になってしまった。

 どーもすみません。

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