第9話「秋山澪の密かな愉しみ」9
律「知らなかった…澪がそんなに…アラン・プロストが好きだなんて!」
◯”なんでプロストだよっ!”っと裏拳を決める澪を楽しそうに写メする紬。
唯「プロスト?プロテイン入りストロベリー?」
律「いやいやいや、あのカラーリングが目に入らぬか!」
◯突然の両斎藤登場。大斎藤杖を持ち、小斎藤ホンダのロゴ入り印籠を持っている。
大「マクラーレン・ホンダMP4/4。1988年。F1年間16戦のうち実に15戦に優勝。アラン・プロスト、アイルトン・セナの両スーパースターを擁し、二位フェラーリに実に3倍のポイント差という空前絶後・前人未到のコンストラクターズチャンピオンに輝く」
小「ちなみにこの年のドライバーズチャンピオンは、アナウンサー古舘伊知郎名付ける”音速の貴公子”。ブラジル出身のアイルトン・セナ・ダ・シルバ。日本ではF1人気、イコールセナ人気であった」
大「米国のタバコ会社フィリップ・モリスのスポンサードを得た車体は、人気煙草マルボロの赤白パッケージにちなみ、マルボロカラーと呼ばれた」
◯両斎藤、静かに退場。
澪「もう、いいとこ持ってかれた!セナ様は私が物心ついた時には、もうこの世にいなかったけど、今でも私のスーパースターなんだ!文句あるかっ!」
唯「こんなオタクな澪ちゃん初めて見た。3年付き合っても、わからないもんだねえ」
律「12年以上付き合っても、知らんかった。かっこいいよなあセナ。今度鈴鹿サーキットも行こうぜ。それにしても、これって、”ワルボロ”じゃね?悪いボロ車?」
澪「ちがうよっ!うち誰も煙草吸わないし、よくアニメとかであるだろ?”WacDonald”とか…」
紬「大人の配慮ね。さすが澪ちゃんはオトナだわ!」
澪「それとさ、マルボロの起源調べてたら、諸説あるけど"Man Always Remember Love Because Of Romance Only(男はいつも本当の愛を見つけるために恋をする)”の頭文字という説があるんだ。だったら私は女だから」
律唯紬「ウーマンのWかっ!」
(完結)
"けいおん!!?"(けいおん!第3期仮想台本)9-12話草稿4 鈴波 潤 @belushi1954
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