黒からの脱出

作者 日和正治

30

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★★★ Excellent!!!

ホラーを読むのは初めてでしたが、怖いけれど先が気になってドキドキしなから読んでしまうという不思議な魅力がある作品です。
情景が浮かんでくるような臨場感のある文章がさすがという感じで惹き付けられます。
謎の存在の正体、9年前の失踪事件、猟奇連続殺人事件との関係や仲間たちの行く末など続きがとても気になる作品です。

★★★ Excellent!!!

旧校舎での肝試し。

物語を開いた途端。

夜の校舎の、開けてはいけない扉を、
開く感覚に陥ります。


流れる場の空気。

菜穂と怖がりな妹、静の
声を潜め、息をのんで歩む様子が、
浮かぶようです。



過去に起きた、連続失踪事件。

果たして、事件との関係は。


訪れた事件現場と、
オカルト研の、肝試しの理由。

怖さと共に、興味を誘います。


そして、思いがけなく遭遇する恐怖。


謎めいた『黒』の存在と、
そこに流れる負の感情。


目覚めた彼女の見る景色。

人物の置かれた状況が、一人取り残され。
静まる空間。 響く声が聞こえるかのように、

文の中に、人物を取り巻く、
空間や不気味さ、静けさが
ありありと描かれています。


気丈に振る舞う、菜穂は勇気があります。

彼女は、皆は、元の世界に、戻れるでしょうか。

しかし、目の前に迫るのは、
恐ろしいもの。

絶叫が、響きます。

★★★ Excellent!!!

本作品は、旧校舎を舞台としたホラー作品です。
主人公はオカルト研究会に所属しており、

毎年行っている恒例行事ということで、
『音楽室で神隠しにあった女生徒の手がかりを探す』
ため旧校舎に足を踏み込みます。

この作品で描かれる黒き泥の存在は、
なんとも名状しがたい、謎の物体です。
この襲い来る形のない黒い泥の存在は
何とも言えず不気味です。

6話以降は新たな展開に突入し、物語の
加速を予感させる展開となっております。

黒き泥寧、旧校舎、赤き月、音楽室と不吉で、
不気味で――そして美しい情景が描かれます。

コープスパーティー、学校であった怖い話、
彼岸花の咲く夜に、などなど旧校舎にまつわる
怪異譚が好きな方には特におすすめの作品です。

ぜひぜひホラー好きの皆様はぜひご一読ください。
新たなる旧校舎怪異譚の開幕にございます。