第116話 剣に斃れ……

リューネブルク市・司教府・バルムンク本陣―――


「司教府の制圧を完了いたしました」


 リューネブルク市の中枢、司教府の尖塔に白地の旗がはためく。

 法国歴 四九八年、十二月十三日、夜明け前。

 グラオヴァルト法国北西、ザクセン地方を中心とした盗賊及びファーヴニル組織の反乱は本拠地・リューネブルク市陥落、総統代行イグナーツ・ゲルラッハの降伏で終焉した。


「イグナーツ・ゲルラッハ……でいいのだな、ブライテンフェルト会戦以来、早すぎる再会だな」

「騎士、セルゲイか……」


 両脇を兵士に拘束されているのは脇腹に怪我を負ったイグナーツであった。 

 勝利者となったセルゲイの誰何に吐き捨てるように返答するが、その顔には疲労が濃い。


「リヒテルは、お前の主君はどこにいる?」

「さあ、逃げたのではないか」

「なるほど……主君の居場所は吐かぬと言うことか」

「お前の頭には蛆でも湧いているのですか、戯言は言い……さっさと連れていけ、絞首台までな」

「それを決めるのは私ではなく、法王府の法務官だろう……今の私は竜司教、法国の神官だ」

「都合のいい時だけ……ならばこの女も連れていけ、バルムンクの最高幹部だぞ」


 イグナーツが冷笑を浮かべて傍らでへたり込んでいる少女を目で刺す。

 ガタガタと熱病にかかったように震える少女はアマーリアだった。

 恐怖で顔は引き攣り、自分でやったのか片方の指の爪がはがれおちていた。

 服はボロボロ、すえた匂いもする、首にひもを巻いているのはもしかすると降伏を示しているのかもしれない。

 首に縄と鍵束を巻いた使者は降伏のそれというのがアールヴ人の風習だ。


「あ、あぅ……」


 彼女は自分が対象となったことに気付き、何事か言葉を紡ごうとしたが、震える唇からは何も出ることはなかった。


「この女も連れていけ……」

「はっ」

「せいぜい気をつけろよ、その女は凶暴だ」


 イグナーツが哄笑する、その笑いはひどく不愉快で、周囲の兵士は彼をそれこそ浮浪児か狂人でも見るような視線で見やるがその当人は気にしない。

 先ほどまで狂熱は消え去り、そこには落ちくぼんだ骸骨のように痩せ衰えた眼窩が存在している。

 ただ正気ではあった、微睡ろみ、腐りかけていたが、確かに明確な意思があったのだ。


「セルゲイ様、大聖堂に負傷兵と難民、そして死術士の部隊が立てこもっています。他はともかく、死術士は脅威です。まだ子供で可哀想ですが、殺害の許可を……」

「認める」

「待て……」


 今まさに大聖堂へ攻撃をかけようとした部隊を遮るように、イグナーツが発言する。

 訝しみ、あるいは敵の発言など許すまいと兵士らが目を怒らせるが、イグナーツはアマーリアと違い、その程度の恫喝で怯むわけがなかった。


「私が説得しよう……構わないだろう」

「蜂起させるつもりではないのか」

「今更、戦う意味があるのか。この状況で……玉砕は私の好みではない」

「よく言う……」


 イグナーツの先ほどまでの戦い方を知っているセルゲイは、呆れとも苦笑とも言える笑いを見せたが、彼とて無意味な殺戮は好みではない。

 嬲るのは好きだが、相手が圧倒的な弱者では興が乗らないのだ。

 あるいは平民に対し、絶対の存在だと自らを信じて疑わないスヴァルト貴族ならば話は別かもしれないが、彼らは市街地で皆、躯を晒していた。


「終わりか……これで」


 誰かが言ったその言葉は真実であった……だが空では、彼らのあずかり知らない場所で、彼らに頓着することなく、一つの私闘が行われていた。

 アールヴとスヴァルト。

 戦乱を招いた者と、その災禍を受けし者。

 そして兄と弟……。

 それもまた決着が着こうとしていた。


 *****


Walhallaヴァルハラ―――


―――俺は玉座が欲しかった、復讐でも悔恨でもなく、ただ王になりたかったのだ……本当だぜ―――


 竜が、グスタフが咆哮する。

 額の目に剣を突きつけたヴァンをふるい落さんと、縦横無尽に空を飛びまわる。

 風の圧力は万力のようにヴァンを締め上げ、全身にヒビが入ったかのような激痛、そしてそれすらも超えて、無痛の境地へと追い込まれていく。


「剣を……目に刺さった剣を抜いて、もう一度!!」


 もう目もほとんど見えない、ただ一振りの剣を求めて、僅かずつ、しがみつきながら体を前へ揺り動かしていく。


―――武器は風だけではないぞ、ヴァン……死者達が生命を欲しがっている、何もかも奪われて灰となれ―――


 脈動する竜……。

 全方位に感覚を伸ばし、索敵にかかった存在の生命をむしゃぶり尽くす死術の大魔術。

 ヴァンのような死術士は索敵から逃れられるが、目視し、一点に攻撃を集中すればその限りではない。

 膨大な魔力が集まり、自らに仇名す存在を幽世の彼方へと送る。


「……Barrier Bereitstellung」(防壁展開)」


 ヴァンは懐から、トネリコの枝を取り出す、死術の核となるミストルティンを枯らす破魔の聖具。

 かつて怪物と化したアーデルハイドを浄化したその武器を、周囲にばらまく。

 バラバラに飛び散った枝は宙で隊伍を組み、ヴァンを守るように展開する。

 直後、漆黒の渦が暴風雨のごとく結界にぶつかるが、突破できない。

 歯噛みするようにヴァンの周りを徘徊し、勢力を弱めつつ、だが諦めずに体当たりを止めない。

 しかし最初の、そして最も大きかった衝撃でトネリコの枝の半分以上は黒く染まって腐っていた。

 この防壁も長くはもたない。


「……シャルロッテの結界術、お前の部下が私に見せてくれた技だ」

―――さすがは死術士、テレーゼやリヒテルのようにはいかないか―――


 大魔術を防がれ、それでもなおグスタフは愉しげだった。

 遊んでいる、弄ばれている。

 心臓を握られても、首筋に剣を突きつけられてもまだ余裕がある、そう言う男なのだ。


―――いい加減、空中遊泳にも飽きてきたな……この上は地上に激突してお前を払うか―――

「万策、尽きたか……何!!」


 グスタフの不穏過ぎるその一言が半死半生、死体への秒読みを数え始めたヴァンの身体に突き刺さる。

 天空より落雷のように墜落すればその衝撃は凄まじいものとなるだろう。

 恐らく竜も大きな損傷を受ける、だが逆に言えばそれで済むのだ。

 竜にしがみついているがヴァンは間違いなく即死だ、完全なる勝利……グスタフが損傷程度の怪我を憶する訳もなく……。

 しかし死ぬのがなんだ、もはやこの天上のヴァルハラより生きて帰れるとはヴァンは思ってはいない、だからヴァンが戦慄したのは別の事だ。


「くっ……」


 あえて結界から半身を出し、目の前の、竜の眼に突き刺さった剣にヴァンは手を伸ばす。

 安全地帯から出たヴァンを猛禽類のように黒い風が食いついて行く。

 脇腹が斬られた、しかし血が流れない、傷口から黒い風が体内に侵入しようとしていく。

 体が持つのは何秒か……七、六、五、そして骨が見えつつある右の人差し指が剣にひっかかった、そして。


「あ……」


 まるで何百年も経った遺跡のように、チリと化して崩れる赤く錆びた棒……竜の眼に突き刺さった剣の末路であった。


―――俺の体内は結界の外だ……金属は溶かしにくいが、まぁ、タイムオーバーってことだな―――


 グスタフの、今はただの眼球と化した男の冷笑をヴァンは幻視する。

 ヴァンにもう残された武器はない、剣はない、ナイフもない、トネリコの枝は結界で使い切った。

 だから最後に残された言葉でもって、ヴァンは説得と言う名の攻撃を試みる。

 ヴァンはイグナーツと同様、何があっても諦めない男である。

 それが偽りの妄想だったとしても、ヴァンは最後まであがく。


「……お前が墜ちる先は司教府だ、お前の軍もいるんだぞ」

―――全てを滅ぼす獣として生きるのも一興か……―――

「っ……!!」


 グスタフが終わりつつあるのをヴァンは気づいた。

 人の姿から眼へ、竜の一部分に成り果てた彼はその意識まで竜に飲み込まれ始めていた。

 もう常識など、人の倫理などこの男は理解できないだろう。


―――さぁ、行こう……俺が、我が手に入れる地上へと!!―――


 人を超え、荒ぶる神と化した簒奪者が地上へと帰還する。

 それを遮ることなど人の身ではできない。


 *****


リューネブルク市・司教府前―――


「十、二十……五十人ぽっち、これだけなのか?」

「もっと多いと思ったか、騎士セルゲイ殿」


 司教府陥落より約一時間、司教府救援のために攻勢をかけたブリギッテ竜司祭長が投降した。

 本陣が陥落しては戦っても仕方がない。

 イグナーツとは違い、彼女はアールヴの尊厳などと言う理想に命をかける価値観はなかった。


「おい、勝手に動くな」


 疲れ切った顔でブリギッテが歩みを進める、それを制止するセルゲイだが、ブリギッテに抵抗の意志がないのは分かっていたので強く咎めはしなかった。


「お前は良くやったよ」


 彼女が向かったのは拘束され、ブリギッテと共に護送されるアマーリアだった。

 顔半分ほど背が低い彼女の頭をポンポンと叩く、一応は慰めているつもりだった。

 しかしアマーリアは答えない、彼女は俯いていた顔を上げ、そして空を見上げた。


「ヴァンさん……?」

「えっ……」


 アマーリアにつられてブリギッテも空を見上げる、空の彼方に黒い点があった。

 それは次第に大きく、そして空を覆い始める。


「じょ、冗談じゃないぞ!!」


 ブリギッテが誰よりも早くそれに気づいた。

 神の降臨、その代償はその地にいる人間の命全て。


 *****


Walhallaヴァルハラ―――


―――良いではないか、テレーゼも、リヒテルももう死は免れない。司教府は陥落した、お前の知り合いももうこの世にいない……ああ、そう言えばこれは私闘であった、関係なかったな―――


 その破滅を前にヴァンはひどく冷静だった。

 復讐のためにグスタフを殺す、本当にそうか……復讐を完遂しても、リヒテルは死ぬだろう。

 市街地の壊滅に、司教府の陥落……テレーゼやアマーリア達はもう死んでいるかもしれない。


「……」


 思えばヴァンの一生は弾圧される歴史だった。

 敵に拷問され、混血の身を知られた後は味方に弾圧される日々……救いの手は訪れず、養父たるリヒテルさえもヴァンよりも組織を優先した。

 しかしヴァンはそれ以前に、自らの立場を改善する努力を少しもしては来なかったのだ。

 だからこれは自業自得、当然の結末……だから最後までそれを続けるのだ。


「ぐっ!!」


 脳天に突き刺さる激痛、武器を持たないヴァンは素手でグスタフの殺害を試みた。

 竜の額にある眼球に指を刺す、落下によって生じる重力を逆手にとって、針に見立てて……そしてヴァンは瞠目した。

 突き刺した指、人差し指と中指、薬指の半ば以上が溶けてなくなっていた。


―――無駄だ、お前が指を突き入れる速度よりも、指が吸収される速度の方が早い、素手じゃあ俺の心臓はつぶせないぜ―――

「ならば……!!」


 落下の速度が上がる。

 落下加速に加え、竜がその翼を動かし、地上への速度を増しているのだ。

 重力に流されながら竜の額に捕まり、宙づり状態になりながら左腕で体を支え、残った右腕をズブズブと指から、手を腕を……渾身の力を込めて突き入れていく。

 グスタフの体内へと、心臓へと脳へと突き入れていくのだ。 

 溶けていく右腕、しかし痛みは感じない。

 脳が臨界点を越し、感じるのを放棄したのだ……ではない、痛みに屈服してもう機能することを止めたかのようだった。


―――ぐっ、ぐぁぁぁ……まだやるか―――


 グスタフの苦悶を聞きながら、ヴァンは自分が何をしているのか分からなくなりつつあった。

 脳が壊死していく感覚とは、あるいはこんなものかもしれない。

 ふと見ると、腕は溶けてなくなり、その代わりに枝のような枯れ木が竜の眼の中で揺れていた。

 その枝はヴァンの、眼の外にある腕に繋がっている。

 シャルロッテはいつか言っていた、ヴァンは自分が既に人ではなく死術の樹木に代わっていたことを理解した。


(効いている、しかしこれで万策尽きた……)

――耐えたぞヴァン……ここまでだな―――


 ヴァンが腕まで眼に突き入れたのはさすがに堪えたのか、グスタフから冷静さが失われつつあった。

 だがこれで万策を尽きたことも確か……片腕となったヴァンはもう体を支えるだけで精一杯だった。

 嵐の中、吹き飛ばされつつある枯れ果てた一枚の葉、それが今のヴァンだ。


―――もう十分、お前は義務を果たした、もういいじゃないのか。戦争自体に負けたお前らはどの道処刑だ、いや……混血のお前はアールヴ解放を唄うバルムンクが勝っても粛清される、味方にな―――

「……」

―――俺に殺される意外に最高の死に方があるのか?―――


 グスタフは、混血としての出自を隠し続けてきたこの男は、ヴァンのリヒテルへの忠誠と偽ってきた混血の身に対する諦念に気付いていた。

 それは力尽きたヴァンの心にトドメを刺す。

 にも飽きたらず、何度も何度も追い打ちをかけて、決して殺し損ねないように……そして追撃はグスタフだけではなかった。


「うぉぉぉぉ!!」

――—リヒテルめ、しつこい―――


 ヴァンの攻撃も無駄ではなかった。

 痛みはグスタフの集中を妨げる。

 先ほどまで生命剥奪の魔術は解けており、竜の動きにも乱れがあった。

 竜の口が緩み、つまりは舌で拘束していたリヒテルに脱出の機会を与えたのだ。


「ヴァン……受けとれぇぇぇ!!」


 どこに力を残していたのか。

 両脚と左腕を失い、千切れかけた右腕が残った老いたリヒテルが舌の拘束から半ば脱し、その千切れかけたその右腕を、体を揺り動かし、反動で千切り飛ばそうとする。

 ヴァンに投げ渡そうとしているのだ……その枯れ果てた右腕を。

 もしかすると……アヘンと死術の毒で脳を侵されたリヒテルには自身の右腕が聖なる剣に見えているのかもしれない。


「もういいです、リヒテル様……この上は私が冥土の案内人となりましょう」


 グスタフの戯言よりも倍する絶望がヴァンを包む、もう終わりだ。

 何もかも……。

 グスタフもあきれ果てたように嗤う……竜の口が動き、その口内から黒炎が漏れる。


―――ヴァン、来世ではもっとまともな親の子供として生まれろよ―――


 そして黒炎が吐かれるよりも早く、リヒテルの右腕が千切れる。

 無論、それがヴァンの武器となることはない。

 それどころか……死術に骨の髄まで搾り取られたのか、千切れた右腕は瞬時に粉末化し……朱とも黄土色ともつかないチリとなって風に流れる。

 それに落ち行く竜は突っ込む形となり、チリが竜の、額ではなく、本来の両眼にかかり……そしてわずかに竜が、僅かの間、目をしかめる。

 その時だった。


「あ……」


 ヴァンが目を見開く。

 それはこの十年、常にその視界に入れていたヒト。

 蒼天のような髪と、同色の瞳。

 ヴァンが守り、そして守ってくれた家族……。


―――テレーゼがリヒテルの背中に隠れて……しまった!!―――


 彼女は口に剣を加えていた。

 その跳躍は飛翔のごとく、高度、何の足場もない死空演舞。

 彼女の目には未だに勝利への、そして家族への信頼が満ちていた。

 裏切られても、傷つけられてもなおも見せたその光が諦めていたヴァンの目に合わさる。


「Viel Glückグットラック」


 考えるよりも体が動いた。

 諦めている、全て終わってしまったと理解している。

 だがまだ……諦めていない人間がいるのだ。

 だから、もう少し頑張ってみようと思ってしまった……期待に応えようと考えてしまったのだ。


(勝負は一瞬)


 竜の額に捕まっていたヴァンが左腕を離し、空へと飛び出す。

 何もかも捨てて、何もかもを擲ち、その手の中にただ一振りの剣を掴む。


―――おぉぉぉぉ!!―――


 グスタフが吼えた、術を唱え、竜を動かし、その、ただ一度限りの致命打を受け止めようとする。


「これで……」


 我はファーヴニル、ただ一振りの剣でもって民を守る侠客なり。

 だが私はその理想を理解しえない、だからその剣を振るう真の理由は……ただ隣に座る親しき人の傍にいるために。

 それで十分だった……。


「最期だぁぁぁぁ!!」


 刹那のその何十分の一の、いかなる生物でも観測できないわずかな差……ヴァンの剣が先んじた。

 眼に刃が突き刺さる。

 グスタフの、眼と化したその体を斬り割き、その中枢部にしっかりと剣が食いこんだ。

 ヴァンは自分が飛ばされているのに気付いた。

 竜の末期の咆哮……それを攻撃と同時に受けたヴァンはもう指先一つ動かせない程壊れていた。

 これで最期……これで自分の役目は終わった。


―――負けたか……次の私闘は来世、その時にお前の母親の話をしよう。それまで忘れるるな、よ―――


 グスタフの声が途切れる。

 額の眼はもうその輝きを失っていた。

 本来なら竜は額の目を失ったくらいでは消滅しない、だが竜はあくまでグスタフの物だった。

 未だグスタフは竜に飲み込まれてはいなかった、彼が主であり、彼が司令塔……彼が脳なのだ。

 脳を潰されて生きていける生物はいない、それは竜と言う名の異界の怪物も同じ……その体にひびが入る。

 まるで幻が消え去るように、空気に溶けいくようにゆっくりと輪郭を失っていく。

 竜が奪った生命が輝いているのか、ヴァンが見るその世界はダイヤモンドダストのように綺麗だった。

 その中を、ヴァンとテレーゼ、リヒテルが落ちていく。

 ああ……そうか。


「みんな一緒だ……」


 その言葉を最後に……ヴァンは白い世界に飲み込まれていった。

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