第213話

「自分の所為で事故に遭ったママとパパを……、お姉さんの所為にして……!!」


「事故に遭ったのは、ミオの所為じゃないわ」

「そうです。暴走トラックの所為ですから……!!」


「う、うぅ……、ゴメンなさい!

 お姉さん……、私は何てバカなンだ……」

 私は、声を上げて泣いた。

 化粧が取れるのも構わなかった。


 店中の人が私たちを見て何ごとだろうと思っているに違いない。


「大丈夫ですよ! ミオさんにはボクが着いています」

 クッキー様が、優しく抱きしめてくれた。

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