第205話
「ミオ、行きましょう。
お父さんとお母さんの元へ……」
姉のリオが先に立って歩き出した。
一瞬、戸惑ったが後に従った。階段を昇った先に両親の墓があった。
私たちは花を手向け手を合わせた。
高台から見渡すと東京湾を埋め立てて出来た新平成町の全貌が見渡せた。
30分後、私たちは喫茶店の中にいた。
流麗なピアノ曲が流れていた。
ショパンの《雨だれ》だ。
ナゼか指がピアノを奏でるように動いていた。
私の隣りにクッキー様が座り正面に姉のリオが座っていた。
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