第168話

 そして、今夜、屋敷へ警察の捜査員たちが来て事件の詳細を説明してくれた。


 屋敷には、あたしの他、クッキー様、ジョーと漫画家のユージが揃って事情を聴いていた。

「じゃぁ、窪田シュンは、階段から落っこちて意識不明だった生徒の兄貴だったワケ~ー!?」

 ジョーが訊いた。

 お前は、女子高生か?

 キモいから、語尾を伸ばすな。


「ええ、」冨田刑事はメモを見ながら頷いた。

「イタズラで非常ベルを鳴らし、パニックになった生徒が階段に殺到して雪崩なだれのように落下し下敷きになった生徒!」


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