第163話
「フフ、ありがとう。」
少しだけ、気が楽になったよ。
リオは、大きくため息をつき、
ゆっくりと立ち上がった。
その夜、あたしは、着替えを
取りに、シェアハウスへ戻った。
リオたち捜査員は、関係者を
調べるため、屋敷を後にした。
もちろん、優しいクッキー様は
リオたちが帰った後、傷ついた
あたしを労(ねぎら)ってくれた。
ホラー作家のジョーも盛んに
何か励ましの言葉を掛けて、
くれたが、こっちは、端から聴く
気がない。
ボーッとしたまま、あたしは、
部屋へ入った。
でも、このままクッキー様の
屋敷へ泊まっていいのだろうか。
愚かなあたしを許してくれる
のか心配だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます