第135話

 リオは、尚も続けた。

「いい、すぐ私が、そっちに

行くから、大人しくしている

のよ。」

『お姉さんの命令なんか、

聴かないわ。』

 そう言うと、通話が勝手に

切れた。


「もしもし~、ミオ~ー!!」

 リオが声を荒げるが、

もちろん応答はない。


「仲悪いンですね~・・・」

 冨田が肩をすくめた。

「ええ、最悪よ。早く戻って、

神倉に・・・!!」

「あ、はい。」

 冨田は、車を急がせた。


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