第82話 特等席へ

「何よ。また違う彼女でも連れ

込んだの。」


「まさか・・・」

 上着を着て、警官の制服を

ベッドの下へ押し込んだ。


 シュンは、内カギを開け、

ドアを少しだけ開放し、顔を出した。

「何だい。美香さん・・・」

 辺りを見回した。

「入るわよ。」

 美香は、サッと室内を確かめた。


「ああ・・・どうぞ・・・、

特等席へ・・・」

 ベッドサイドを勧めた。

「あら、ここって、アカネの専用

なんじゃないの?」


「別に・・・」

「ねぇ、彼女の事、どう思う?」


「彼女って・・・、ミオの事・・

・?」


 


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