　その時、あたしは知らなかった。

　柱の影から元カレのストーカー日野ヤスシが、あたしを見張っていた事を……。

　※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆

　一人暮らしが怖くなった私は、大学近くのシェアハウスへ引っ越した。

　一階のリビングでは、住人が思い思いの席に着いていた。

　おネエのアスカが私を紹介してくれた。

「はい、皆さ～ん！　新しい仲間を紹介しま～す。ミオちゃんです」

　彼女（？）は変わったフレグランスの香水を使っているようだ。

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