第25話 ビデオアートとモーション・グラフィックス
# ビデオアートとモーション・グラフィックス(Motion Graphics)
モーション・グラフィックス(Motion Graphics): デザイナーと映像クリエイターの境界が無くなる
§ デジタル技術の発展は、グラフィックデザインの世界を平面から3次元へ、さらには時間軸をも取り込んだ新たなグランドへ導きつつある。
文字、画像、映像、音という別々のメディアを統合して、それらを駆使するデザイナーの前面には、限りない可能性に満ちた世界が広がっている。
だが、複数のメディアを使いこなすためには、これまでと違った視点が必要になってくる。新たなグランドを望むデザイナーに課せられた命題は、これまで以上に大きくなった。
§ 新しいメディアで表現されるもの。
・モーション・グラフィックスを進化させてきたアプリケーション
・従来であれば、
平面は→デザイナー
動画は→映像系クリエイター(ディレクター)
という明確な業務体制があった。
しかし、コンピュータ(デジタル)がその能力を増すにつれ、異なるメディアの垣根をいとも簡単に飛び越えるツールとしての役割を、図らずも担うようになった。
・ 1970年代後半、CGがビデオアートの一つのジャンルとして捉えられたように、平面と動画の有機的融合であるモーション・グラフィックスも、従来のカテゴリーの枠組みの中で生まれ、さまざまなアプリケーション、デジタルテクノロジーを機軸にひとつの動画のスタイルを確立した。
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