音が弾ける

作者 鳴神 紫蘭

17

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★★★ Excellent!!!

かなり連載初期から、追いかけさせてもらっている作品です。
バンドいいですよね、バンド。
描写のあちこちから、作者様のバンド愛が伝わってきます。

五人組のバンド、DRIZZLYをメインに物語は進んでいきます。
行方不明になったメンバー、コンテスト、ライバル登場やバンド内の三角関係……
見どころはたくさんあって、どれとは絞れないのですが、個人的にはソータローくん推しなので、彼が背負う過去や想いが切ないです。

また、登場するキャラがひとりひとり個性的で、番外編などにもなって奥行も出ているので、そちらもおすすめです(『空はベネジクト液』『氷雨と爆弾』など)。

これから、DRIZZLYは初めてライブハウスの出演に挑もうとしているところ。
どんなライブになるのか、成功するのか!?

そして、物語はいったいどんなラストを迎えるのか──

完結を見届けてレビュー書こうと思ってましたが、気づけば書いてしまいました。
ともあれ、音楽が好きな方はぜひ読んでほしい!
青い春の高校生たちが奏でる、水飛沫のような音色が聴こえてくるはずです。

★★★ Excellent!!!

 霧入村に住んでいる5人の高校生が主役の作品で、小学校に始めた音楽(バンド)を通してお話が進みます。難しい音楽用語などは出てこないため、あまり音楽に詳しくない方でも楽しめる作品です。歌や楽器演奏など、何らかの音楽経験がある人が読むと、作品の世界観をより深く感じることが出来ると思います。

 そして音楽を通して彼らが成長していく姿も繊細に描かれており、友情や恋愛にについても丁寧に表現されています。「自分もこんな学生時代を過ごしたな……」と、主人公たちに自分の姿を重ねることも出来ます。

 田舎が舞台となっていることから、自然を感じさせる素敵な文章力や表現力も大きな魅力です。老若男女問わず楽しめる、青春を描いた素敵な音楽ドラマ小説だと思います!