反逆の解
その小指の傍を染めた黒鉛は
ずっと君が苦しんできたものたちへの
狼煙になるのだろう
黒煙は烽火の上に
ほら見渡せば
全てが新しく
見えるだろう?
全てが僕らの味方をしてる
そんなことがあるのかどうか
僕は知ったこっちゃないけど
今日だけは君も
自惚れていいんだよ
気づけば
日が暮れて
しまうのだから
ねぇ
目の前に
初めての景色が
もう
鮮やかだ
キセキテキに
無音の時計は君のため時間を止めて呼吸する
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