今…あの男の記憶を喰らったとしても、


電話の相手らに、俺の能力を知られる事になりかねない…。




俺はペンパイアの所に引き返した。










『にゃー。』


大丈夫か?




『…ぐっふ…、か、かすっただけだ。』


とっさに跳びのき矢を避けた…


矢に眠り薬が塗ってあったらしく、ペンパイアはうとうとしていた。






『…なんだ、奴は?奴は、どうなった?…倒したか?』






俺は首を振る。


『にゃー。』…すまん、見逃した…。


とりあえず、お前が無事でよかった。








『…ふふふ、一年ぶりに眠れそうだ、…これで、眠れるようになったら、


力を封印し、隠れて暮らすかな…。』






ペンギンは目を閉じた…。






俺は、ペンパイアのトラウマを喰らう事にした…。






『…俺の、…』


ガシッ


ペンパイアに捕まれた。






『やめろ…俺の業は…俺が背負う…、にゃんこも、しばらく身を隠せ…ぐふっ。』






『にゃー。』


わかった。ペン太郎






『おぃ~、最後の最後で、変な名前に変えるな~』


バタンッ…ペンギンは深い眠りについた。

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