Chapter6:TAKE ME HIGH

Chapte6-0 Introduction ―これまでのあらすじ―

Chapter1

 白い塔を根城とする魔法管理高等議院マギカ=マギステルに所属していた魔法使いのカティーアは、獣の呪いを緩和する為にアルカと呼ばれているヒトを定期的に殺しながら生きていた。

 そんなある日、カティーアはその呪いを肩代わりさせる少女のジュジと恋に落ちる。

 自分の使い魔ファミリアであるセルセラと融合したジュジに獣の呪いを受け止めて、怒り狂う魔獣となるのを防がれたカティーアは、魔法院から離れ彼女たちの呪いを解くための旅を始めた。


Chapter2

 旅をしている間に、彼は額に一本の角を持つ鬼族の青年ランセと出会う。

 彼の故郷にいるという神獣が呪いを解く方法を知っているかもしれないと言われ、ランセの故郷へ向かった二人は、巨大な亀の神獣ツンバオと出会う。

 神獣から与えられた試練を乗り越えたカティーアは、呪いの真相と、自分の父親の正体を知る。

 無事にジュジの呪いを解いたカティーアは、セルセラに別れを告げ、ジュジと共に父親の手がかりを探すために東の大陸へ船で向かった。


Chapter3

 雪と氷で閉ざされた土地封じられた炎ケトム・ショーラで、カティーアは自らの両親の過去を知る。

 魔法院に関わる過去について知ったカティーアは、自分の父から力を譲られた番犬クーストースと呼ばれている一族のジェミト、そしてヒトと精霊の両親を持つシャンテと出会う。

 彼らは、魔法院からの激しい攻撃から村を守った。

 そして、ジェミトとシャンテは、彼の先祖がカティーアの父から受けた願いを果たすために、共に旅立つことになった。

 

Chapter4

 西の大陸へ向かう途中、四人は見えない伸びる剣を使うという野盗の噂を聞く。

 港町へ向かう途中で噂の野盗に襲われた商隊を助けた三人だったが、野盗は取り逃してしまう。

 そのまま西の大陸へ向かおうとしていた時、シャンテがとある少女―ファミンを助けたことで事件に巻き込まれる。

 ファミンは実の姉を助けるために、癒やしの力を持つシャンテを誘拐するが、それは彼女の母親の妨害によって失敗に終わった。

 憤怒の妖精に取り込まれた姉の魂は、ジュジによって救われたが、ファミンの運命を狂わせた元凶である魔法使いミエドを逃がしてしまう。

 ファミンは、魂を解放された姉から新たにフィルという名を授かり、カティーアたちと旅をすることに決めた。


Chapter5

 カティーアのかつての仲間であるイガーサの墓所に向かうために一同は西の大陸へと足を踏み入れた。

 拠点にするために昔使っていた塔へとカティーアは仲間たちを案内する。

 新たな契約を交わし、転移魔法の範囲を変更したカティーアたちは、揃ってイガーサの眠る土地へと向かう。

 そこで待っていたのは、昔の姿から変わらないままのヘニオだった。

 ヘニオがイガーサとした契約の影響で、カティーアとジュジは契約の女神の力で過去へ飛ばされてしまう。

 そこでカティーアは、かつての仲間たちと再会し、再び背中を預け合い、未知の脅威を戦った。

 ジュジとイガーサ、二人に自分の正直な気持ちを伝え、死ぬ運命の彼女を見送り二人は元の世界へ戻る。


 魔法院との協力を持ちかけられていたカティーアは、ジュジの体に秘められた秘密と自らの両親の仇を討つために魔法院の総括であるヘニオと話し合いをすることを決意したのだった。

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