第38話 ISBNと「ISBNコード」 もしくは私がなぜ楽天を避けまくるのか。
書籍についているISBNを「ISBNコード」と書いてあるのを見かけるたびに思い出すことがあります。
数年前、楽天の電子書籍に冊数水増しがありました。何万冊あるとかいいつつ一万幾つしかなかったとかいう話です。覚えている方はいると思います。その時に一部の人が気にしていたのがコレです。
ISBNはInternational Standard Book Number(国際標準図書番号)の略です。古い本だと10ケタ、2007年以降だと13ケタの番号が付いています。この番号はいわば、書籍のマイナンバーみたいなもんです。そして、番号のつけ方にルールがあり、それを知っていれば、その本の発行された国や出版社が分かったりします。
何を気にする人がいたかというと、その楽天の電子書籍に「ISBNコード」というものが付与されていたことです。検索したり、アマゾンなどで同じ本を売っているページを見比べるとわかりますがISBNとは全然違う番号です。
ISBNコードという名前で、ISBNでも何でもない、楽天独自の何か番号をつけていたわけです。
突っ込まれた結果、商品番号、みたいな名称に変わっています。最初っからそうしとけよ!w
当時、楽天の三木谷社長がツイッターでこの電子書籍の端末を推していたようです。初期には端末の不具合がすごかったらしくて、宣伝ツイートにリプライでぼこぼこに質問攻めにされていました。その中に交じって、
「このISBNコードというのはどうやってつけられているのか」
という質問を投げ込んだ人が私以外にも5人くらいは居ましたが誰に対しても何も返事は帰ってきませんでした。これを書くために当時の自分のツイートを見返しても、カスタマーセンターアカウントの定型文すらも帰ってきてませんでした。
ちゃんとISBNのNがナンバー(番号)なので、コードとかつけなくても意味は通るよ!ということだけで話は終わりなんですけども、そういうことがあったよというのを書き残しておきたかったので書いておくことにしました。もう五年以上経つんだねえ。
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