殺人珈琲店の怪~大学生プロファイラー・蒼の事件簿~

作者 貴堂水樹

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★★★ Excellent!!!

制限時間は24時間、それまでに犯人を捕まえないと愛する人が死ぬ――

人生においてこれほどハードな場面に出くわすことはまず無いでしょう。
しかし本作では、綿密な下調べに裏打ちされたリアリティーと、繊細な心理描写によって、息もつかせぬスリルを疑似体験させてくれます。
タイムリミットを設けることで増大させられる緊張感と焦燥感、これを乗り越えた時のカタルシスは最高の快感に違いありません。
またそんな中でキラリと光るのは、大切な人を想う心の強さ。
自分が愛する人の為に、人はどこまで強くなれるのか。
本作にはそれがしっかりと記されています。

素晴らしい作品です。
一人でも多くの方々に読んで頂きたいと思いました。

★★★ Excellent!!!

ストーリー自体がとてもおもしろいのですが、真っ先に思ったのが、すごい知識量だなーってことでした。
プロファイル、ハッキング、薬物、警察内部の事情など、作者様はもともと知っていたのか、それとも調べ尽くしたのか。とにかくそう感じるくらいの博学、それ故にものすごく説得力がありました。
というか、このくらいの取材なくして、サスペンスを書いちゃだめなのかなー、なんて不安になっちゃいました。
ストーリーに関しても、新事実が次々に明らかになったかと思えば、いきなりピンチの連続。最後まで飽きさせることなく、ハラハラさせられる展開ばかりでした。
これが1日で起こった出来事だと、読んでて忘れてしまうくらいに濃密な事件!
これはレベルが高いサスペンスだなあ、と唸らずにはいられません!

★★★ Excellent!!!

細部にまで澄み渡るタイムリミット・サスペンス!

限られた時間で愛する人を救うために立ち上がる若者たち。
それは巷を騒がす連続毒殺事件を解決しなければならないということだった。

タイムリミットが刻一刻と迫る中、展開される3人の若者たちの共闘。
犯人像をプロファイリングする様は、まさに圧巻の一言。
昔見た様々な探偵モノの漫画を見てワクワクしていた時と同じ気持ちになれます。加えて薬物に関しても作者がしっかりと専門書を参考に、きめ細やかな創作が行われていることが文章からも伝わります。

まさにカクヨム版「24 -TWENTY FOUR-」って感じです!

しかし私は納得していません!
作者に求めることは一つ!

続編待っています!

★★★ Excellent!!!

名古屋を舞台に繰り広げられる連続殺人事件を、大学生が追う。
犯罪心理学を学ぶ蒼、健、朱里が、新種の毒物による連続殺人事件の被害者となってしまった橙花を救おうと奔走する。

タイム・リミットは24時間!
そんなに短いの!?

三人寄れば文殊の知恵とは言うけれど、果たして現役大学生がそんな短時間に事件を解決出来るのか。
彼女の命を救うことが最優先。そのためには、何の毒かを探し当て、解毒しなくてはならない。
犯人を特定するだけに終わらないのだ!

なんと手に汗握るストーリーなのでしょうか!
作り込まれた設定と、展開の速さだけが作品の面白さを作り上げているだけではなく、その合間にも、恋人を想う気持ちや、犯罪者を含む登場人物たちの心理描写が丁寧に描かれ、ヒューマンドラマとしても楽しめるところが、この作品のお勧めなところです。

蒼と相棒・健とのバディ物としても楽しめる、読む手が止まらないヒューマンドラマ×クライム・サスペンス!
是非、読んでいただきたいです!

★★★ Excellent!!!

世間を賑わす連続殺人事件。
それは自分たちの生活とは、なんの関係もないニュースの一つのはずだった。
しかし、ある日突然、大切な人が事件に巻き込まれ危篤となる。
命のリミットは24時間。
それまでに犯人をあげて、特効薬を作成できるのか!?
その無理難題に、大学で犯罪心理学を学ぶ主人公と、わけありの友人二人がタッグを組んで全力で立ち向かう。


タイミリミットが迫る中、わずかな糸口を引き寄せながら三人が真相に迫る過程はまさに手に汗握ります。
薬学、IT、プロファイリング、警察のコネ……持てる物を総動員して友人を、愛する人を助けるために探る三人。

犯人は誰なのか?
手口は?
目的は何なのか?
果たして、特効薬は作れるのか?

その答えを、ぜひ貴方も本作で確かめてみてください。

★★★ Excellent!!!

緻密な社会取材に裏付けられた青春群像サスペンスです。

大人顔負けのスーパーハッカーや心理大学生が、警察を出し抜いて犯人探しに邁進する……推理小説において、民間人が公僕の捜査網より先んじるためには、何らかの理屈を用意しなければいけませんが、序盤の畳み掛けるような展開と設定紹介で難なくクリア。主人公の特殊な出自、警察とのコネ、スキル、生活環境、事件関係者。これでもかと盛り込んだ徹底ぶりに頭が下がります。
主人公が主人公であるための特別性。地固めが強固で、読者に「先を読んでも大丈夫」という安定感を与えています。

一方の警察側も、現実の科学捜査にのっとった綿密な捜査方法が詳述されており、その説得力に感心しました。
SFやミステリーは実在の学説・学術を根拠に論理展開しなければいけませんから、こうした衒学的な豆知識は不可決です。
トリビアのないミステリーはミステリー足り得ません。
これを怠らず、参考文献を引っ張り出した痕跡が随所に見られました。

……注目したい論点は、犯行手口が「未知の毒薬」であることでしょうか。
これはミステリーとしても(賛否を含めて)大いに議論されるべき点だと思います。
一応、実在する毒物をもとに開発された新薬とありますが、現代科学では解明されていない仮想物質「X」であると明言されてしまっており、ミステリー小説としてはアンフェアかも知れません。

※ヴァン・ダインの二十則『未知の毒物をトリックに使ってはいけない』。

※また、同二十則において『真の解決に導く探偵役は一人であるべき』ともあり、本編で真犯人を暴いた天才が蒼と健の二人いる点も意見が分かれる所でしょう。

例えば京極夏彦著『邪魅の雫』でも未知の毒薬が登場し、物議を醸したことがありました。
ただし、旧来のミステリー観に反発する『アンチテーゼ』や『アンチミステリー』として投入した意図があれば、それは大い… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

名古屋を中心に発生している連続毒殺事件。

その事件の五人目のターゲットは、主人公の富永蒼の愛する人、鳴海橙花だった。

犯人は? 犯行の目的は?
新種の毒物の性質は? 解毒方法は?

タイムリミットは24時間。

大学で専攻する『犯罪心理学』から学んだ知識で、主人公が事件を『プロファイリング』して犯人を特定していく展開が、面白い。

最後の最後まで、一瞬たりとも気が抜けない。

素晴らしいミステリー小説。

★★★ Excellent!!!

ある毒を盛られてしまったことにより、生死の境をさまよう鳴海 橙花ちゃんを救うため、彼女の恋人の黒崎 健くん・友人の真壁 朱里ちゃん・富永 蒼くんの3人が協力し、24時間以内に犯人を探すという雰囲気が特徴で、色んな協力者の支援を得ながら事件を解決するストーリーです。調査や解決編となる場面では、サスペンスやミステリー小説ならではのスリルが味わえます。臨場感抜群なこの小説を、ぜひ一人でも多くの方に読んで欲しいです!

そして健くん(警察官志望)・朱里ちゃん(理系に強い)・蒼くん(犯罪心理学者の卵)たちが協力する場面も、この作品の魅力です。お互いの短所を補い長所を生かし合うという見事なチームワークも、読者を飽きさせることはありません!彼らは果たして24時間以内に……橙花ちゃんを助けることが出来るのでしょうか?

極上のスリルを味わえるだけでなく、彼らの友情や結束力も見事に表現している……それがこのクライム・サスペンスの一番の見どころですよ!

★★★ Excellent!!!

24時間以内に犯人を見つけなければ、恋人が死んでしまう。
主人公達が考え、行動している間にも、そのリミットは刻々と近づいてくる。
この時間制限が、一手たりとも無駄にはできない、という緊張感を生み出しています。
そんな状況の中で、警察の卵である主人公達が何を考え、どう行動するのか。
最後まで目の離せない作品です。

★★★ Excellent!!!

富永蒼、黒崎健、真壁朱里は同じ大学の心理学部、法律学部、理工学部に属する3人組。その蒼の恋人である鳴海橙花が「新種の毒物」による連続殺人事件に巻き込まれてしまう。被害者たちは発症から24時間以内に死亡している。解毒の方法は犯人と接触しなければ分からない。「待ってろ、橙花――俺が必ず、お前を助ける」。蒼たちはそれぞれの専門知識を生かし、かすかな手がかりから犯人のプロファイリングに挑んでいく。

24時間というタイムリミットがあるクライム・サスペンスです。

最後まで読んで、犯人のトリック、動機、アリバイ工作、それを読み解いていく大学生プロファイラーたちのロジックにとても納得感がありました。また、最後まで緊張感を途切れさせない工夫がなされています。

登場人物たちの関係も魅力的です。真っ直ぐな性格で、恋人の命がかかっているがゆえに崩れそうになる蒼、お調子者ながらも土壇場に強い性格で、蒼を支える健。その2人をハッカーとしての能力も持つ朱里がサポートする。さらに、登場機会は少ないですが、印象深いキャラクターが登場して作品に変化を与えています。

3人は犯人に辿り着き、橙花の命を救うことができるのか……!?

ミステリーを読み慣れない人にもおすすめできる作品です。

★★★ Excellent!!!

残された時間は24時間。恋人を助けるため、主人公とその仲間たちが連続毒殺事件の謎を追います。

緊迫感溢れるストーリー展開でグイグイ引き込まれました。
あと、舞台が名古屋ですので、縁がある方は見知った地名などが随所に出てきて、より一層楽しめると思います。

★★★ Excellent!!!

完結おめでとうございます。

大変面白い作品です。
新種の毒物による連続殺人。不特定多数の犯人候補。事件解決に与えられた時間制限。
幾多もの困難要素を絡めて、それを大学生三人が立ち向かう物語です。
その三人は、警察官の卵、プロファイラー、天才ハッカーで構成され、強固な友情で立ち向かいます!

24時間以内に愛するものを救出するため、ストーリーにはスピード感が溢れ、ポイントごとに求められる判断がその後を左右するスリルも感じます。

また警察や犯人との駆け引きも見所の一つ。
名古屋を中心とした実在の場所で繰り広げられるリアリティ溢れる作品となっています。

毒殺という手法を用いることから、全体的に理系のギミックが用いられ、作者様の造詣の深さにも脱帽ものです。

Web小説界ではマイノリティーであるミステリー界の起爆剤となることが強く期待される作品の一つです!

★★★ Excellent!!!

愛する人が巷で起きる連続毒殺事件に巻き込まれたら、しかも、その毒は24時間後に死に至らしめるものだとしたら――。

そんな設定で始まる本作は、主人公の恋人が毒殺魔のターゲットになってしまうところから始まります。未だに解明されていない新種の毒物のため、助けるには犯人を見つけて解毒方法を聞き出すしかありません。しかも、24時間以内という制限までついています。

そんな見えざる犯人と戦うのは、大学生三人組ですが、いずれもわけありメンバーであり、ストーリーが進むごとにその能力を発揮していきます。

プロファイリングという手法を駆使して犯人を炙り出していくわけですが、もちろん一筋縄ではいきません。見えざる犯人もまた、用意周到な方法で主人公の行く手を阻みます。

ラストがどうなるかは読んでのお楽しみですが、抵抗なく最後まで読ませる作品ですから、ミステリーはちょっとという方も安心して読むことができます。

謎解きと平行してハラハラ感を楽しみたい方には、ぜひ一読をオススメします!!

★★★ Excellent!!!

24時間とリミットが設けられた殺人事件により、この作品の緊張感はぐっと引き締まります。
その中で、大学生たちが己の持つ知恵と力を駆使して悪を追う――。
面白い以外の回答が導き出せません。スピード感に溢れ、ゴールに待つ彼らの運命を是非みなさんの目で確かめてください!

★★★ Excellent!!!

連続して起こった毒物殺人。一見無差別に見えたが、被害者は全員共通する部分があった。そして、その魔の手は愛しの恋人にまで……。

なんてスムーズに読めるミステリーでしょうか。幾つかのミステリー作品では台詞が多い、説明が長いなど偏ってしまうものも多々ありますが、この作品は台詞と文章のバランスが絶妙なんです。くどくもなく不足している事もないので、とてもスムーズに読むことができます。

まだ途中ですが、内容は犯人は誰だではなく、どんな風に殺人を実行しているかを解いていくミステリーですね。未知の毒物が何なのか、またどうやってそれを被害者達に与えたのか……「なんだ?どうやって?結末はどうなる?」とワクワクしながら読める事必須です。是非読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

警察でさえ手をこまねいている新種の毒物。
それに立ち向かうのは、恋人の命が天秤におかれた心理学専攻の大学生。
学んだことは伊達じゃない、誰も助けてくれないのなら自分から助けにいく。せっかくの知識だ。今使わないで、いつ使うというのか。
警察庁次長の息子と、天才的ハッカーを味方にし、彼らの長い一日が始まる───

学生の事件解決。普通の学生じゃ、そんなことできやしない。蒼くんが健くんや朱里ちゃんに出会ったのはまさしく運命だったのでしょう。
健くんが警察の方々に「えっお偉いさんの息子!?」と驚かれるの、面白いですよ(超個人的主観)

★★★ Excellent!!!

主人公はある事情で犯罪心理学を学ぶことになった大学生。
メインメンバーの男女四人はいずれも犯罪に関する奇妙な縁で結ばれている者同士。

愛知県を舞台に発生する連続毒殺事件。五人目の被害者は主人公の大切な人。
これまでの情報から推測されたタイムリミットはたったの二十四時間。
警察権力、サイバー技能、そして心理学。あらゆる力を使って事件の犯人を探し当てる推理小説となっております。

果たして間に合うのか、そして犯人はどこに……まだまだ目が離せません。