最悪な小説の書き方。フロイトとユングに寄せて。

作者 ざっさん(zat)

9

4人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★ Very Good!!

集合的無意識から乖離した人間は迫害されるほかないのだろうか?

この作品をみて思った感想がこれです。

私は常に自分と社会とに大きな隔たりを感じながら日々を生きていますが、やはりそれは私も集合的無意識から零れ落ちた人間だからなのでしょうか?

もし、私と同じ感情を抱いている方がいらっしゃるならこの作品がそのどうしようもない事象に決着をつける一助になるかも知れません。

駄文、失礼しました。

★★ Very Good!!

生きている限り死があることは逃れられない宿命であると思います。

生きていることは一歩一歩死に向かっていることだって言って方もいますし。

ディストルドー。死へ向かう欲動。

本来なら死にたどり着くまで生きることが生き物としての本能であるはずなのに、死へ向かう欲動と冠されるこの一面は、生物としての欠陥を思わせます。

最悪な小説は面白くない、破綻している小説というわけでなく、悪書だと著者様は言います。

悪い意味においての鮮烈さであり、不快すらも糧としたインパクト。

最悪と称せる物語を記す、一つの道標として一読の価値はあるのかもしれない。

不快感も絶望も、それは確かに心を震わせる感情なのだから。