第12話 アウトラインプロセッサ的なヤツ

 小説を書くならアウトライン、大要・骨子を作ってから書きなさい。アウトラインプロセッサというのがあるのでそれを使って書きなさい。みたいな話をよく聞きます。




 ・ではアウトラインプロセッサとは?



 どうもアウトライン(つまり章立て?)がエディタの(大体)左側に並んでるアプリみたいですね。

アウトラインというのは、小説の構成をツリー表示できるもののようです。


 例えば、『◯◯戦記』という小説があり、『◯◯戦記』は6『章』からなっています。

序章・終章を除く4『章』はそれぞれ5『節』ずつから成っています。という小説があった場合、『◯◯戦記』と各『章』をフォルダ(ディレクトリ)、『節』をテキストファイルと考えます。



 『◯◯戦記』の構成をツリー表示した場合、



   ▼◯◯戦記(フォルダ)

     ▼序章ー夜明け(フォルダ)

       ・001.夜明け(テキストファイル。実際に書く部分)

     ▼第一章ー旅立ち(フォルダ)

       ・002.旅立ち1(テキストファイル。同上)

       ・003.旅立ち2(テキストファイル。同上)

       ・004.旅立ち3(テキストファイル。同上)

       ・005.旅立ち4(テキストファイル。同上)

       ・006.旅立ち5(テキストファイル。同上)

     ▼第二章ー出会い(フォルダ)

       ・007.出会い1(テキストファイル。同上)

       ・008.出会い2(テキストファイル。同上)

       ・009.出会い3(テキストファイル。同上)

       ・010.出会い4(テキストファイル。同上)

       ・011.出会い5(テキストファイル。同上)


                ・

                ・

                ・

  

   …以下略 (上記の表のようなモノを書くときにはマルチカーソルが便利です)



 のようになります。Windowsのエクスプローラなどで見る形ですね!

もちろん、フォルダを閉じれば見た目はスッキリします。


 高機能なエディタにはプロジェクト管理用にファイルツリー表示機能(以下、ツリービュー)が用意されています。(『プロジェクト=小説』と考えてください)

 よって、『小説』がアウトラインで管理できます。小説向けのアウトラインプロセッサには及ばないかもしれませんが、汎用性の高いテキストファイルで扱えるメリットもありますし、仕事に使えるツールなので様々な機能があります。それに、要らないときは畳んで画面を広く使えます。


 その機能のひとつが、『検索・置換』のところで後回しにした『横断検索・置換』です。

『横断検索・置換』を用いると、複数のファイルを同時に検索・置換することができます。

小説全体でも、章の中だけでも、任意の対象に『横断検索・置換』が掛けられます。

 使い方も簡単で、『Atom』であれば『○○戦記』や『第一章』のフォルダを右クリック ⇒ 『ディレクトリ内を検索』を選ぶだけです。

ちょっと難しいですが、検索したくないファイルやフォルダを対象から外すこともできます。

 『Brackets』なら『章』の中を検索するなら右クリック ⇒ 『検索先…』を、置換するなら右クリック ⇒ 『置換対象…』を選びます。

『小説』全体を検索するなら『ctrl + shift + F』、置換するなら『ctrl + shift + H』です。

こちらも検索・置換しないファイルを選べます。


 他にも新規ファイルを作成したり、ファイルのコピーや削除、名前の変更などもできます。




 ・アウトラインプロセッサはわかったけど、畢竟、なにに使うの?



 プロットからアウトラインを起こすときに便利です。

プロットの内容を『節』に割り振っていく感じでしょうか?『節』のファイル名がそのまま概要になるので、ぱっと見で把握しやすそうです。


 それに長編小説を執筆される場合、第3章第5節を訂正したい!というときに、ひとつのファイルに書いていると該当箇所を探すことが大変ですよね!

それを『節』単位でファイルを作っていれば、管理が楽になるかな?と。

ツリービューの第3章の中の第5節を開くだけ!でいいですので。


 また、『節』ひとつにつき何文字程度書く!と決めていれば、全体のバランスがとりやすいかもしれませんね。


 だからアウトラインプロセッサを使いなさい。ということなのかもしれません。が、ごめんなさい、小説を書いたことないので想像(妄想)です。




 ※『節』にあたるテキストファイル名ですが、タイトルの前に番号を振っていた方が管理しやすいです。

基本、フォルダ内でのテキストファイルの並び順がファイル名順になるためです。

また番号を振る場合、話数に合わせて頭に"0"をつけて桁数を揃えてください。

100話未満なら"01"~"99"、1000話を超えるなら"0001"~"9999"というようにお願いします。話数より多めに桁数を振る分には問題ありません。

 詳しくは後述する『テキストファイルをひとつにくっつける!』で説明いたします。

ファイルなんてくっつけないよ!というのであれば、桁数を揃えなくても問題ありません。




『Atom』



 初期状態ではツリービューは表示されていません。

下記の設定変更に記した方法で表示させてください。

 また、ツリービューに『プロジェクト=小説』を表示させるには、



  メニューの『ファイル(F)』  ⇒ フォルダを開く



もうひとつ、ツリービューに『小説』を追加する場合は、



  メニューバーの『ファイル(F) ⇒ プロジェクトフォルダを追加…

  ツリービューで右クリック   ⇒ プロジェクトフォルダを追加…



で可能です。



 パッケージ

 ・必要なし


 設定変更

 ・メニューバーの『表示(V)』  ⇒ ツリービュー

 

 キーボード操作(ショートカットキー)

 ・ctrl + ¥




『Brackets』



 初期状態からツリービューが表示されています。

 また、ツリービューに『プロジェクト=小説』を表示させるには、



  メニューの『ファイル(F)』 ⇒ フォルダを開く



で表示されます。

 なお、『Brackets』では『小説』の追加はできません。



 拡張機能(エクステンション)

 ・必要なし


 設定変更

 ・メニューバーの『表示』   ⇒ サイドバーを表示する


 キーボード操作(ショートカットキー)

 ・ctrl + alt + H

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