オマケ第2回 お金について 為替手形やら
はっぷーぱっぷーぱらりこぷー!
続いちゃったぜ第2回! 知らなくても問題ない、むしろ知ったからってなんになる? な自己満足的蛇足閑話、『誰得ナニナゼうんちくコーナー』の時間だよーっ!
え?
またお金の話だからどうせ最初から予定していたんだろって?
うん、そうなんだ、すまない。
まっいいじゃん!
お金は大事ですぜ~ダンナぁ~。
お金さえあれば綺麗でぼいんぼいんのお姉さんとアレやコレやヤリたい放題でっせェ~げっへっへ~……
ロリぺったんがいっても説得力ないとかいったやつ。ブッコロ。
まあまあナニはともアレ、今回もお金についてのアレやコレを解説していくよー!
解説担当は、いまだ本編登場の予定なし、彼氏もいなけりゃ胸もないでお馴染みのかわゆい小動物系獣人少女、ピリムちゃんさ~!
だから胸がないは余計だっつの。でも胸より彼氏ください。そして彼氏よりお金をください。
さあさあ今回は本編11話で出てきた情報についてだよー。
作中であの悪魔のような頭脳と強さを誇る主人公ルシエドが商工会から為替手形やら契約書やらをぶん盗ってたよね?
この為替手形っていうのは日本ではかつて割符(わりふ・さいふ・わっぷ・わりふだ、と呼び方がいろいろあるからお好きにどうぞ!)とも呼ばれた証明書で、遠い土地との金銭取引の決済なんかのために使われてて、商会が発行した手形を買って取引相手に送り、受け取ったほうが発行元にもってって換金するっていう仕組み!
このシステムの優れたことろは、長い道のりを大金抱えて移動するというリスクを減らせるところなわけだよ。
だって大荷物抱えてたら山賊やら盗賊やらに大金もってますって宣伝してるようなもんじゃん?
だから経済が発展するとこの為替手形というシステムが大流行! そんでもってこの世界においても大商会や金融ギルドなんかがそれぞれ信用を武器に自分トコの為替手形を発行しているのだよ。
ちなみに、日本での割符ってず~っと昔は紙や木片をふたつに割ってそれぞれがもち、あとで合わせて正当な持ち主であることや真偽の証明にしてたらしいよ。
実をいうとこの世界でもその仕組みを利用してるところはあるんだけど、後進国中心かな。
そして……
契約書については現代とシステム的に変わったところはないんだけど、ルシエドはこうもいってたよね?
「こういうのはだいたいが持ち主の物になる」
普通に考えたら、為替手形って大金の証明書だから本人のサインがあったり換金のさいにも本人確認が必要なんだけど……
でも、換金する発行元である商会の人はどうやって本人確認するの?
ってハナシじゃない?
そう、その方法がないの!
もう一度いう。
ないの!
現代のように顔写真付きの身分証なんてないから、ルシエドが商会に為替手形をもってって、「これお願い」っていったら、せいぜい筆跡を真似するだけで換金できちゃんだよ!
怖いよね!
だから、ある意味じゃ命より重いんだよ……
契約書にしたって商工会発行の書類にサインしてあるけど、ルシエドが「おれが商工会だ」っていったら、誰が逆らえる?
必要な部分だけ書き換えたまったく同じ書類を作っちゃったら、どう抵抗すればいい?
そりゃあそれは重罪だし、偽造や踏み倒しを防ぐために契約魔法が使える魔術師を雇うところもあるけど、そんな魔術師ってけっこうレアだからアテにできないんだよね~……
そういう世界なのだよ、あたしたちの世界ってヤツは……
法治国家、早くこい!
ほんじゃま、暴力の恐ろしさを思い知ったところで今回はここまで!
本編での出番、早くこい!
ばいばいび~!
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