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パドスは、石になったおじいさんをのせた荷車のすぐ近くまで、石になったリヌクの体を引きずっていった。



パドスは、リヌクの近くで膝をついて、両手を組んで、その手を自分の額に当てた。



「ありがとう」パドスは、リヌクから以前受け取った魔よけの砂袋を取り出した。



袋の紐を解くと、そのなかの砂をリヌクの上に振りかけた。



そのとき風が吹いてきた。



パドスの額にある二本の傷から光が出てきた。



パドスは、目を開いて鋭い目でリヌクを見た。



すると、石になったおじいさんをのせた荷車がぐらぐらと揺れだした。


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