83
パドスは、石になったおじいさんをのせた荷車のすぐ近くまで、石になったリヌクの体を引きずっていった。
パドスは、リヌクの近くで膝をついて、両手を組んで、その手を自分の額に当てた。
「ありがとう」パドスは、リヌクから以前受け取った魔よけの砂袋を取り出した。
袋の紐を解くと、そのなかの砂をリヌクの上に振りかけた。
そのとき風が吹いてきた。
パドスの額にある二本の傷から光が出てきた。
パドスは、目を開いて鋭い目でリヌクを見た。
すると、石になったおじいさんをのせた荷車がぐらぐらと揺れだした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます