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スライムの体に引き込まれようとしていたパドスも一緒に投げ出された。



パドスは、べとべとになった体で、地面を這いながらスライムを見た。



スライムは、まったく動いていない。



そのスライムの体のなかからは、鋭い刃が出てきた。



その後すぐに、スライムの体からリヌクの頭が出てきて、彼の体は地面に打ち付けられた。



「リヌク!生きてたんだね」と、パドスは嬉しそうに声を上げた。



リヌクは、口から液体を吐き出して、ゴホゴホと咳き込んで、「やってやった」と言った。

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