第56話 旅立ち 42

「この鳥は、ウォーターバードといって、火を見るとそれを消そうとする習性があるのだ」と、リヌクは気絶したウォーターバード見て言った。



パドスは、何も言葉が出なかった。



「原因はそのランプだ。こいつは、それを見て突っ込んできたんだ」



「でも、どうしてこんな鳥が……」と、おびえた様子でパドスは尋ねた。



「わからん。村人たちを見てみると、すべて白骨化していた。お前の村のものたちのように石になっていないことを見ると、死の風のせいだとは思えないのだ。魔物や獣たちに襲われたのかもしれない」



「この鳥がやったのかな?」



「いや、こいつらにはできまい」



「この鳥はどういう生き物なの?」



「私がこの鳥を見たのは二回目だ」

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