お辰捕物帳シリーズ

お辰「川魚の長さ、わかったお」


(おたつかわさかなのなかさわかつたお)


【解説】名前は勇ましいが舌足らずな町娘・お辰。川魚の長さを、定規を使わずに求めよという難題を解いてみせた幼少期のエピソードから。




 お辰「仮名書きの『き』がなかったお」


(おたつかながきのきがなかつたお)


【解説】お辰が言うには「仮名書き」の送り仮名の「き」が省略されて「仮名書」になっていたという。それこそが事件を解く鍵なのであった。




 お辰「あ、十六夜隊、余罪あったお」


(おたつあいざよいたいよざいあつたお)


【解説】憂国の志士と見せかけていた「十六夜隊」。――その正体は盗賊団の一味であった。しかも火付けや誘拐まで……。お辰の活躍に、今日もお江戸は日本晴れ。


 


お辰「(泣く)……長生きして、敷居がなくなったお」


(おたつなくながいきしてしきいがなくなつたお)


【解説】長生きして80歳になったお辰婆さん。人間界と霊界との敷居がなくなり、幽霊から事情聴取できるようになったせいで、悲しい身の上話を聞いて泣いている。

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