姫様(ひいさま)必ずお守りします!~神罰斬花鈴~

作者 白崎 絵筆

12

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★★★ Excellent!!!

わかりにくい表現や苦悩したりするシーンを極力排除した娯楽作品であり冒険活劇。

冒頭の7話までは設定説明にあたるため、時代劇風の場面が続きます。しかし、主人公の花鈴がお風呂から飛び出して裸で戦ったり、アイドルコンサートに参加する夢を見たりします。それらのアクセントを経て8話以降に達しますが、この時点でこの作品がどんな作品かがわかります。
花鈴は現代(読者にとって)と異世界(同じく読者にとって。花鈴にとっての現代)を頻繁に往復します。実はその現代もパラレルワールドになっています。愛知県に東京スカイツリーより高い塔が建っていたり、どのパラレルワールドに行っても遠山愛姫という同じ名前の全く別の女性がいたりします。

とにかく、暗さや難しさを避けた作品です。大六輪という六人の高齢の家臣が出ますが、それほど難解なことは言いません。
コメディはコメディ、ギャグはギャグ、真剣に決めるところは真剣に決めます。ところどころ、花鈴は剣士としての顔を見せます。お笑いのパートと真剣なパートのギャップも楽しさの一部です。まずは、其の参近辺までどうぞ。長崎県の其の伍あたりまで読めば終章まで一気です。

ネタバレにならない範囲で紹介すると、エコロジーの問題が関わってきます。実はこれはかなり初期から提示されています。
そのエコロジー問題も難しくない範囲にとどまっています。しかし、終章で少しチクンとします。ラスボスも、何度も出ていたその名前に関係していたのかと思わせます。
しかし、そのエコロジー問題はメインテーマではありません。
あくまで違う世界の人が現代に現れたら驚いたりおかしな言動をしたりするというコメディがメインテーマです。

主人公である花鈴の明るく前向きな姿勢も好感が持てます。姫様と、姫様と同じ姿をした女の子たちを懸命に守ります。
終章は真剣なパートですが、この作品で初めてといっていい悲しさが提…続きを読む

★★★ Excellent!!!

現代人が異世界に行くのではなく、異世界の人が現代に来ます

現代のパートはコメディで異世界のパートはシリアス

異世界のパートで会議が多いため、そこは敬遠されるのかもしれないですが、全体ではエンターテインメントしていて楽しいと思います
現代のパートだけお試しで読むという読書方法もあり

ラスボスの正体と動機の伏線がホントに少しずつ入っていて
あのちょっとした情報はそういうことだったのかと思わせます

妖怪を倒すと人間が帰ってくる
人間の命を大切に扱っているのも評価できます

★★★ Excellent!!!

武士の時代、妖怪と戦う女剣士が姫を助け大活躍します。

現代風日本の各地に飛ばされた時は、高校生やアイドルになったりコスプレイヤーと間違われたり、また食べ物や文化の違いのビックリ具合が面白かったりと、飽きさせません。

短編『姫様(ひいさま)ズバッとお守りします!』をリメイクし大幅加筆した本作は、アクションあり、笑いありで楽しめる作品です!