【重要】作品に滲むバッドスメィル…に注意【追加記事】
これ。ものすごく重要なのに書くのをうっかりぽんと忘れ果ててました。サーセン。一生懸命書いてるのに読まれない、という場合の根本原因というものを幾つか挙げたことがありましたが、これを忘れていたんです。
まず、要点としてこれを押さえておいてください、
「どんな人も、思想信条のごときは必ず持っている。」
この思想信条ってのは、右翼左翼や哲学といったご大層なものばかりでなく、ポリシーとかジンクスとかを含んだ、行動規範っていう感じのものです。その人が考えたり行動したりする時のコンパスになる、基準点のベース箇所です。ないとか思ってても、その「無い」ということが基準になります。不安定とか日和見というベースね。
ここをしっかり見つめてください。創作姿勢としての、原点になります。
さて、それを踏まえた上で昔話をひとつ。
昔、2ちゃんねるの「小説家になろう」のスレが数種ありまして、今でもありますけども、その中に運が良ければ作品の感想とか講評をしてもらえる作品晒しスレってのがありまして、勉強になるんでROMってたんですね。後期にはちょこちょこ書き込み参加とかもしたりして。
その頃の話ですが、ある作品が出品されまして、私だけがそれを絶賛したんですよ、他の常連さんはなぜだかスルーしてたんだけども。ポチポチと感想が述べられても、温度が低くて「独りよがりだ、」とか書かれてね、なんでだと思ったんですな。
イジメをテーマにした話で、本当にこれは未だに忘れられない事件ですが、私がしつこく食い下がったか何か話の流れで、詳しい批評が下されたんですよ。思いもしなかった評価が。
「まめ太は騙せても、俺らは目が肥えてっから騙せねぇよ?」
みたいな文章でした。いや、まったく名乗ってもいないのになんで身バレしてんだとかは置いておいて、「お前の本音が透けて見える、綺麗事でイジメダメとか書いてるけど、鼻で笑ってるだろ?」という感じで続きます。作者さん沈黙。「読者を舐めて書いてもバレるんだよ。読者がみんな、まめ太みたいにすんなり人を信じるヤツばかりだとか思うなよ、こいつみたいなヤツ少ねーぞ、」と畳み掛けて、お前みたいなのがこういうのを調子付かせるんだ、てこっちまでお説教を食らう、という結末。
「まめ太が感激して、チョロいとか思っただろうけどさ、お前の為にもならないから、本当は放っとくつもりだったけど、やっぱ教えといてやるよ。」だって。
読まれないのはなぜか? その作者さんも、なぜ人気が出ないのか悩んで晒しに来た方でした。その答えは、作者の本音にある、と言われてしまったケースです。心にもない綺麗事を書いたって、本心でそう思ってないのは、読んでいれば伝わるもんだとその作者さんも言われてしまってました。
世の中、客寄せパンダ的な人気ってのがあって、一風変わった信条やポリシーを持つがゆえに評価されるというケースもあります。反社会的な内面が悪いわけじゃないんです、それを突き抜けたものにしないのが悪い、嘘を付いて、心にもないウケ狙いの文章を綴るのがいけないんだと教わった事件です。
文章を、何十万文字と書けば、嫌でも本音は滲みます。本音とは違うことを書いて、それがまた綺麗事なら、読者はこう思うわけです。
「バカにしてんのか、心にもないことを。」
そういう、本心ではないところをわざわざ書く人が居るってのが、思い至らなかった頃の事件。心にあるから、それを書く、みんなそうだとバカ正直に信じてたんでショックでしたね。未だに忘れられません。
みなさん、心に思ってもいない事柄なら書かないことです。(笑
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