【改訂版】魔改造二種類!③
わかった! わかった、わかった。
余計な情報を省いて、出来るだけ説明で済ませる、て事だョー!
これでもう一度さっきのザコ戦書きます。
ダラダラ書くな、てことだもんね!(ワカッタヨー!)
<Web小説風(ひどい偏見)で書き直してみた件>
ジャングルの中で勇者一行はついにゴブリンを見つけた。しかしなんという事だろう、奴らは話に聞いていたよりもはるかに数が多かった。巣穴が近くにあり、その奥には何匹隠れていることか。
勇者は後方の魔導師に合図を送り、魔法での援護をあらかじめ頼んだ。これでぬかりはない。まずは他のゴブリンに指揮を飛ばしている、あのリーダー格を倒す!
勇者はそっとジャングルの中を移動した。見つかっては元も子もない、姿を見られぬように木々の間を隠れながら進む。そしてついに、至近距離に近付いた。魔導師と目配せをしあい、勇者は一気に駆け出した。
勇者の振り下ろした剣は、まっすぐ、ゴブリンの頭上に向かっていったが、そこにはすでに目的の姿はなく、剣はただ空を切ることとなった。全く手ごたえのない虚空を切ってしまったせいで、勇者の体はそのまま前のめりに倒れ、体勢を崩してしまう。
その無防備なスキをゴブリンが見逃すはずもなく、まっすぐ勇者の背中に向けてそのたっぷりと質量のある戦斧に全体重をかけながら振り落とそうとするも、間一髪ゴブリンの顔面を、仲間の魔法使いによる灼熱の閃光が襲った。
勇者は態勢を立て直すと、魔法使いの火炎に苦しむゴブリンの胴体を、彼の剛腕から繰り出される最速の斬撃で一断ちにしたのだった!
<解説>
よっしゃー!! これでカンペキに伝わっただろ!(笑
どっちが好みかの差だ!!!
そんで、どちらで書くにしても効果を計算しないといけないって事です。ちょうど磁石のプラスマイナスで正反対の手法だからね。たっぷり描写した方は、なんせ字数を食うから、構成の段階で「ザコ戦闘なんざ省け」て話になるし、今回書いたライトな文体なら多少はザコでも登場させていいけど、となるって事です。
前のヤツ、実際のところ、物語の山場でも通じるからね。
(ここの文体のヤツが大半のとこへ、前のが突然入ったらどうかはクエスチョン)
ただ、こっちの文章は5分で書いたけど、前ページの文章は一日掛かってるよ。まだ推敲したいくらいだ。描写レベルとか考え出すと、バランス調整が面倒臭いです。
それを言ってんのですよ、このエッセイでは。私が書いてるのは、こっちの文章を書きたい人向けではないんです。(これ、テンプレじゃなくWeb小説の代表的文体っしたー、すまんです。)
しっかし、引用文は絶妙なバランスでどっちでも通用しそうな摩訶不思議。(笑
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます