スパッタリング
ぱっと視界が鮮やかな赤に彩られた花火
君の閉じた両目を縁取る長い睫毛に
ゆっくりと崩れ落ちていく君へと
スパッタリング・アートっての
語ってもいいかい?長いけど
あまりにも鮮やかだからさ
君が地に横たわるまでに
白銀のフォーク振るって
切れ味が鈍らないように
君の命を払って落とすんだ
赤い花がまた夜に咲いたんだ
星空と赤い花畑が夜闇に沈んで
暗い色を煌めかせ僕の芸術と化す
澄んだ空気の下倒れ伏した君はもう
僕の記憶に芸術品として題を遺したんだ
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