第15話 地獄耳な職場で日が暮れる~ネットワークは恐ろしい編~
ココは某役所A出張所。今日も元気にお仕事です。
この役所は転勤が頻繁なため、ベテランにもなってくると「Aさん?ああ、B出張所で一緒だったよ」「Cさん?あの人とはD課で一緒に仕事したわ」となり、知り合いが増えていきます。
さて、ある日の出張所。皆、それぞれお仕事してます。
タケイさん「ウエダさん、今日の外回りなんだが……」
ワタシ「イチガヤさん、この書類の記載なんですが、この前例だと……」
イチガヤさん「確かにそうなのだけど、今回のケースでは……」
いやあ、真面目に仕事してますね。え?
これが通常なんです。いつも変な話ばかり拡大してますが( ̄▽ ̄;)
ミシマさん「ファックス送り状あります?急ぎだから手書きで出しますわ。えーと、X課アベ様御中、と。アベってどの漢字で書けばいいかしら」
ワタシ・イチガヤさん・タケイさん「「「そんな気づかいする必要ありませんっ!!」」」
ミシマさん「え? え? なんで皆一斉に言うの(´・ω・`)?」
ワタシ「あの人とはY課で一緒だったけど、ねちっこくて苦労しました(-"-;)」
イチガヤさん「問い合わせると必ずネチネチと難色ばっかりなんですよ、あの人(-"-;)」
タケイさん「俺はX課で同じ係だったが、あれほど法令をねちっこく持ち出して理論武装した奴はいない(-"-;)」
ミシマさん「……会ったことはないけど、かなりアレな人なんですね(;´д`)」
……ここは某役所A出張所。皆さん、地獄耳ですね。
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