作家としての『シロート』という意味のタイトルなんだろうだから、きっと書籍化作家としての苦労みたいな話なんだろうな、と思って読み始めた。
最初の方はそんな話もあったけど、どんどん『書いていてこんなことない?』や『作家』すら離れた日々のあれこれが書かれていたりする。
これが楽しい!
書籍化の話は勉強になったけど、全く関係ない話もエッセイとして読み応えバッチリ。
そしてたまに挟まる辛辣な『意見』、ああなるほど、と自分に当て嵌めて反省したりもする。
正論なんだな。
一貫してキャラクターにブレがない。
キャラクター、って、如月さんのことだけど(笑)
私は毒舌が大好きなので、如月さんの時に毒舌とも言えるような、『正論中の正論』、「私はこう思いますが何か?」といった大胆不敵っぷりが大好きだ。
100話を超えていたから追い付くのは100日後、ワニだったらしぬ頃かななどと考えていたが、あっという間に読んでしまった。
如月さんに弟子入りしたいひとは、せめて本作を読んでから出直して欲しい(※断られます)
皆様ご存じ、如月芳美さんが繰り出す、ジャブとフックとアッパーと、最後は渾身の右ストレート。
そして、最後は、飛車角落ちの詰将棋。それとも、大リーグボール二号の消える魔球?。
手ごろな打ち頃な球が来たなー、と思って手を出そうとしたら手前でフッと消える変幻自在な魔球を投げる。それが、如月大明神と言われるゆえんです(あれ?だれも言ってない)
シロート発言という名の、スーパー・ウルトラ・ハイパー・シロートな発言が読者を夢の世界にいざないますよ。
ほーら、ほーら。読んでいるうちにあなたも、わたしも、キサラギ・ワールドにどっぷりハマってしまうのです。
だからこそ、星★みたいな無粋な物を如月さんにあげてはいけません。如月さんにあげるのはハート💛のみです。さあ、みんなで投げキ〇スをどうぞ。チュッ。
これで、ベスト・レビューワーになれるかな……(笑)