第39話 ルール

 ルールってありますよね。

 日本の道路交通法では『赤信号では止まる』と決められています。未就学児でも保護者から教えられます。守らないと自分の身に危険が及ぶからです。


 では、身に危険が及ばなかったらどうしますか? 守りますか?

 だーれも通らない、見ている人もいない道で『赤信号』だったら、あなたは渡りますか? 身の危険はありません。誰も見ていません。どうしますか?



 さて、ワタクシ如月は2017年7月に『全てのカクヨム民に告ぐ』というものを書きました。たったの3話です。短いのでここに全文載せちゃいます。


第1話 あのね

利用規約、最初に読もうね。

読んだら、それに従おうね。


第2話 それとね

自主企画イベントね。

「必ずレビューします」これね。

読まないうちにそれ宣言しちゃダメだよね。

つまんなくても★入れるの?

レビュー書くの?

違うよね。


第3話 もうひとつね

コンテスト。

ちゃんと応募要項書いてあるよ。

全然守ってない人いるよね。

ちゃんとやってる人の邪魔だからね。

読もうね、応募要項。


 これ、★72ついてカテゴリランキング1位になってしまったので下げました。こんなものがランキングに載っていてはいけないのです。ちゃんとした作品がトップページに載るべきなのです。


 でも考えてみよう、なんでトップになったんだろう?

 


 カクヨムも発足して1年半、コンテストも2度終了し、自主企画が目立ち始め、なんとなくダレて来た頃の話なんですね。


 人間はちょっと慣れると「ま、いいか」「みんなやってるし」とグレーゾーンに身を置いて「モラルには反するかもしれないけど、ルール違反はしてないじゃん」といういところで甘えようとします。


 そこで最初の質問に戻ります。


「だーれも通らない、見ている人もいない道で『赤信号』だったら、あなたは渡りますか?」


 如月は渡らない人なんです。後ろから来た人が私を追い越して赤信号を渡って行っても、私は信号が青になるまで待つ人なんですよ。



 自主企画が乱立していますが、その中でルール違反があまりにも目立ちすぎるのです。

 まず企画者がガイドラインを読んでない。応募する人もその企画の内容を読んでいない。


 真面目にやっている人の作品が1本、レギュレーション違反が99本、合わせて100本の作品が自主企画に入って来たらどうでしょう? 本来なら1/1なのに、違反投稿で1/100になってしまう。こんな迷惑な話がありますかね?


 簡単に言えば「応募要項を読めない人がコンテスト出せるの?」っていう話。


 コンテストに出してるってことは、少なくとも書籍化しようだとか、作家になろうだとか、せめて名前を売ろうだとか考えてるんだよね? そこで応募要項を無視した作品があったら、逆の意味で名前売ることになってしまうんじゃないかなぁ?


 自主企画を覗くと、どこにでも応募している人がいる。自主企画で名前を売りたいんだろうなというくらいよく見かける。でも、それが毎回レギュレーション違反してたら「ああ、またコイツかよ」って悪い方で覚えられてしまう。それって勿体ないし逆効果しかない。

 本当にこの先ペンで飯食っていこうと思ってるなら、真面目にやった方がいいんじゃないかなぁ。自分のしたことって、必ず自分に返って来るから(って30話でも書いたな)。


 てなことを書いたら、「苦労もしないで書籍化したやつは偉そうにそういうこと言えるんだよ、底辺は必死なんだ、ズルでもしないと」と前回逆ギレされました(笑)

 だけど私は書籍化に関係なく同じこと言ってたと思います。青信号になるまでずっと待ってる人なので。


 ま、提案なので、あとは自己判断と自己責任ですね。赤信号を渡っても無事な人もいます。だから「ダメ」とは言いません。「私ならしない」というだけです。


 



*もしもガイドラインがどこに書いてあるのかわからないなら、ココ見てね。

利用規約 https://kakuyomu.jp/legal/tos

ガイドライン https://kakuyomu.jp/legal/guideline

問い合わせ https://kakuyomu.jp/help/



 ……またシロートが毒舌を発してしまったようだな。

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