侵略してイイノ?
侵略してイイノ?1話 復活
復活
気が付くと私は家に帰っていた。と言うより連れ帰られていた。
「泣き止んだかい? 珠樹。今の状況分かるかい?」
と皐文ちゃんの問いに首を横に振る。
「簡単に説明すると、ライル姉妹のいた世界に侵略を受けています。そしてあの黒い太陽は大砲のような物は、レーザーキャノンみたいな物を封印していたようでした。あそこから大量の兵士が投下され、今はライル姉妹と代美、神奈、サターンが防衛にあたっています。ですが、防衛ですので埒が明かない状態です。ですので、珠樹達にはライル姉妹と交代してもらえませんか? ライル姉妹と私で、あの砲台に乗り込み、破壊します。それと、珠樹、本当にごめんなさい。ですが、私があの子を突いたのは5回です。だから謎なのです。彼女がなぜ死んだのか……」
と不安そうな顔で詩織ちゃんが私に今の状況と作戦、謝罪、弁明してくる。
「そんなこと言われていも、小麦ちゃんは帰ってこないんだよ……」
私はひねくれたことを言ってしまう。
「珠樹! そんなこと言ったらだめだよ! 珠樹を助けるために、詩織は六角を斬る決断をしたんだよ。それを恨むなんて!」
「ううう」
「ではこうしましょう。私はこの戦いを終わらせたら自害……」
「それこそだめだよ! ごめんなさい。私を助けてくれたのに……だから自害しないで」
「……分かりました。では、戦いに参加してもらえますか?」
私は両手で自分のほっぺを叩く、そして、
「わかったよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます