侵略してイイノ?

侵略してイイノ?1話 復活

復活


気が付くと私は家に帰っていた。と言うより連れ帰られていた。

「泣き止んだかい? 珠樹。今の状況分かるかい?」

と皐文ちゃんの問いに首を横に振る。

「簡単に説明すると、ライル姉妹のいた世界に侵略を受けています。そしてあの黒い太陽は大砲のような物は、レーザーキャノンみたいな物を封印していたようでした。あそこから大量の兵士が投下され、今はライル姉妹と代美、神奈、サターンが防衛にあたっています。ですが、防衛ですので埒が明かない状態です。ですので、珠樹達にはライル姉妹と交代してもらえませんか? ライル姉妹と私で、あの砲台に乗り込み、破壊します。それと、珠樹、本当にごめんなさい。ですが、私があの子を突いたのは5回です。だから謎なのです。彼女がなぜ死んだのか……」

と不安そうな顔で詩織ちゃんが私に今の状況と作戦、謝罪、弁明してくる。

「そんなこと言われていも、小麦ちゃんは帰ってこないんだよ……」

私はひねくれたことを言ってしまう。

「珠樹! そんなこと言ったらだめだよ! 珠樹を助けるために、詩織は六角を斬る決断をしたんだよ。それを恨むなんて!」

「ううう」

「ではこうしましょう。私はこの戦いを終わらせたら自害……」

「それこそだめだよ! ごめんなさい。私を助けてくれたのに……だから自害しないで」

「……分かりました。では、戦いに参加してもらえますか?」

私は両手で自分のほっぺを叩く、そして、

「わかったよ」

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