倒してイイノ?11話機械歩兵たち

機械歩兵たち


「こ、この機械達は何? 皐文ちゃん」

私はどこからともなく現れた機械を、横目で見ながら黒いタコやクラゲを戦っている。

「ああ、あれは神奈の機械歩兵だよ。会話もできるけど、感情は無い、心はない、という機械の歩兵だよ」

その機械歩兵の中のメイドのような形をした一機に、

「貴女が珠樹様ですね。神奈が呼んでますのでこちらに……」

とお辞儀され、

「私ついていけばいいのかな?」

と皐文ちゃんに聞く。すると皐文ちゃんは、

「ここは僕に任せて。これだけ戦力があるなら大丈夫だよ」

と言うと、

「オウよ! 皐文嬢ちゃんの言う通りだ」

「私たちに任せなさい」

「行ってこいや!」

など声が上がった。本当にこの機械達は感情無いのかな? っとそんなことより、私は急いでそのメイドさんのロボに付いて行った。するとそこには小型船が止まっており、神奈ちゃんが乗っていた。

「……珠樹、来たか。今からあの船に乗り込み内部から叩くことにした。護衛を頼む」

「うん、私で良ければ」

「……じゃあ行こう」

2人と1機を乗せた船は、敵の船へと向かって出発した。

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