姉妹でイイノ?3話 戦いに挑む少女
戦いに挑む少女
「そちらはどうですか?」
私は美智に念話を送る。
『おめでとうございます。読み通り奴らが現れました。悪魔です』
「やはり来ましたか」
この戦争は普通にやったら世界政府側が勝つ、しかしこの世界には魔法の存在を知らないものが多い、そのため魔力による攻撃に弱く、魔法による物理攻撃用障壁を張られると手も足も出なくなる。そして、珠樹と私が開放してしまった、黒い何か、悪魔にはそれができる、ですから、
『今から向かいます、なのでなんとかそこに釘付けにしておいてください』
そして私は隣で寝ているサターンを、
「申し訳ないですが起きてもらえますか?」
起こしにかかろうと、蹴りを一撃入れると、いつものように、
「ふぁ~~よく寝た。我の力が必要なのか?」
「その通りです。今から悪魔を殲滅します。手を借りてもいいですか?」
「いいが、報酬は……今回はないんだな」
私たちは美智の元へと向かいながら話を続ける。
「その通りです。今回の報酬はありません、今回の介入は世界政府は知らないことなので……」
少し残念だが、あの子のためにも頑張りたい。そう思いながら、数分後、現地に着いた。そこで私は美智に、
「敵の総数は?」
と聞くと、
「はい、悪魔が166体、機動兵が50機ですね。成水様」
「分かりました。では、殲滅します」
私は兵科札、大型武器を取り出し、それを目の前に展開、変身する。白を基調とした服になり、装備は国崩し、そして美智が前もって張っておいてくれた布による包囲により相手は動けないようだ。美智は布の時間を普通に戻し、布の包囲が崩れる。そこに国崩しを打ち込む。今ので30体は吹き飛んだ。そして相手は動けなくなり、
「開け大穴!」
サターンの書け声共に、地面には大きな穴が空き、
「いくぞ、大地復元!」
そうサターンが言うと地面がゆらぎ、穴が塞がっていく、落ちた敵は即座にそれらを押しつぶされた。
「……残敵数は?」
と私はサターンに聞く、
「……ゼロ!」
「おめでとうございます。勝利です!」
私はこの勝利をあの子に伝えようと連絡することにした。
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