胸に沁み渡る、優しい物語

子どもには、その人が持つ根本的な優しさが伝わる。
あれほど泣いていた女の子の心を掴んだタカハシさん。
けれど、彼が抱えるものは切なさでいっぱいだっただろう。
再びバス停で逢えることを望む気持ちの直ぐ隣には、そうならないだろう現実があることを少女は理解できている。
喉の奥が熱くなる、きゅっと切ない物語でした。

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