Hereafter

作者 小鳥遊 ちより

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★★★ Excellent!!!

人を想うとは何か。その幸福感と、それを失う苦しみ。
それをまだ知らなかった、学生時代の「僕」。

軽い気持ちで、期限を定めてスタートした恋。
けれど…人に惹かれていく気持ちは、「軽さ」や「期限」などでは片付かない。彼女との時間を重ねる程に、「僕」は次第にそんな大切なことに気づき始める——。

ふとした場所での彼女との再会。そして、時を経た今、「僕」は——。

歯切れの良さを感じるコンパクトな文章の中に、その時々の「僕」と、「彼女」の想いがぎゅっと詰まった、深く印象に残る掌編です。

★★★ Excellent!!!

久しぶりに “あの「駅」の話”に出会うことができました。

作者様が紡ぐ二人は、遠距離恋愛を敢えて避けた「期間限定の恋人」として付き合い始めます。
けれども、人の心はそう簡単に割り切れるはずはありません。
期間終了の時を迎えた時、彼はその後の決断を迫られますが……

静かな切なさが漂う中で、ラストシーンは電車の扉が開き、光が差し込んできたかのような希望に満ちた空気を感じます。
深まる秋に素敵な恋の短編をどうぞお楽しみください(^^)

★★★ Excellent!!!

 胸の片隅に刺さっている忘れられない思い出。忙しさにかまけてそれに気づかないように過ごしていたのに、偶然の出会いが過去へと連れて行く……。

 どこにでもある駅での一コマ。そこから紡ぎ出された胸キュンストーリーに、続きを想像してニヤニヤしちゃいましょう。

★★★ Excellent!!!

書き手が変わると、切り口も変わるもの
拙作『駅』を別な視点で描いてくれた逸品

特に遠距離の設定の解釈が秀逸!
これで元の話とはまるで違う世界が広がりました

★★★ Excellent!!!

 内容に多少の違いはあれ、誰にでも同じようなエピソードはあると思います。そんなワンシーンを見事に描写した作品だと思いました。

 およそ1,000文字と短い作品ながら、シーンを絞り込み限定する事で、上手く纏まった作品だと感じさせられました。
 
 各々が持つ「あの時」の光景を思い起こさせる、なんだか懐かしく、それでいて微笑ましい作品です。