346日目 せっちゃんの弱点??


 メルトがダウンとなってフィールドから退場させられると、せっちゃんを止めるために魔王はワザと足音を鳴らして気を惹くとせっちゃんはその動いて行く方へ次々と硬くした雪玉を投げては玉の回収を行い長期戦になるかと思われていたが。

ハルトは魔王の動き回っている間に投げ込んできている方向を見つけだしキルりんにとある作戦を実行するようにと言って2人は駆け出していた。




「フラッグを守らずに私を倒す作戦かな・・・・これもハルトの考えだと思うけど。

私には通用しないの・・・そんな小細工ではね。

―――――――――――そこに隠れているのは知っているの痛くしないから出て来てくれるかな??」

「ちょ、ちょっと待て!!こんなにせっちゃんが強いとは思わなかったんだ!!

だから少しだけ話をしないか??この場で俺たちが負けを認めたら・・・・賞金を分けてくれないか??どうだ??メルトの借金を返すためにイヤイヤ俺たちはこの大会に参加しただけなんだぜ??

だからこんな無茶な戦いをする必要性が無くなるのであれば俺たちはせっちゃんたちを応援するんだが??」

ハルトは雪の壁に隠れながらせっちゃんに問うと、雪玉を投げ込もうとしたせっちゃんはその手を下ろし・・・・外にいた店長とアイコンタクトをして無理矢理話を付け、ハルトたちのチームが降伏をすれば報酬の一部を提供すると答え。

せっちゃんはハルトの声のする方へ歩むとそこにいたのは・・・・・



「そのいい耳が仇となりましたねせっちゃん!!!今ですハルト!!!雪玉を投げ込んでください!!!」

「しまッ・・・・ここはカド・・・こんな場所に誘導されてたなんて・・・・

―――――――――本当にハルトは抜け目ない。」

「魔王、一斉に投げるのを手伝ってくれ!!!」

「一網打尽作戦とは考えたな!!

だが・・・キルりんの忍術?のような声を変えるのはセーフなのか??」

ハルトと魔王は雪玉を投げながらその件について話すと、忍術は雪玉やそう言った相手に依存しない形のものはOKだと言う事からフルに使っていくと答え。

そしてキルりんたちの方に投げ込んだ雪玉によってせっちゃんもダウンとなり防衛線はハルトたちが勝利となり攻守逆転での戦いとなった。



「よし、後はこのフラッグを取れるか取れないかで勝負が決まるぞ!!!

お前ら・・・マジでやってくれて構わないが音とせっちゃんを怒らせるようなことは・・・・ん?待て、怒らせる??

あんまり使いたくない戦法だがやってみるか・・・・なぁメルト・・・ごにょごにょごにょ。」

「えぇ~~私がそれをやんの??でも・・・シュゴビーを奢ってくれるのなら拒めないわね・・・いいわよやったげるわ!!!

―――――――――よく聞きなさいせっちゃん!!!酔ったせっちゃんを家に届けた時にとあるものを見たのだけれどぉ~~そののデザインを公開されたくなければこの勝負を辞退しなさい!!!」

「うわッ!?メルトそれはやりすぎですよ!!!

もはやそれは提案ではなく恐喝等の犯罪です!!!あぁ・・・せっちゃんも答えないですし・・・謝った方がいいのでは??」

「私もキルりんと同じように謝った方がいいと思う。

このピリピリした感じ・・・来るぞ!!!鬼化したせっちゃんだ!!!」

「ウアァアアァァァァ!!!アレを知られては生きてはいけない!!!

――――――――――だからココで・・・・・・」

メルトの方へ鬼化したせっちゃんがユキ壁を突き破って走って行き、あと少しで餌食になるところで審判のホイッスルが鳴り響きせっちゃんは鬼化をしたために退場となり審判に連れられて消えてしまい。

どや顔をするメルトにハルトはキツイ一撃を入れた。



「イダッ!?何すんのよバカハルト!!!アンタがやれって言うから激怒するくらいの事を言ってあげたんじゃないの!!

度合いも何も言ってなかったハルトが悪いし・・・ここまで怒るなんて私も思ってなかったのよ・・・・」

「普通に考えりゃわかるだろ?お前も女なんだし勝負下着のデザインをバラされる可能性があれば怒らないか??」

「ハルトの言う通りだ。

何を示すモノかは知らないが恥ずかしいことを晒されるのは生けるもの全ては嫌だろう。

だから今回はせっちゃんに同情しよう。

だが・・・事は事だ今回のこの流れを無駄にしないようにしないとだな。」

「ですね、というわけでウェイトレスの皆さんには悪いのですが。

これから少しだけ蹂躙させていただきますね??」

最強最大のせっちゃんという名の防衛ラインが無くなったウェイトレスたちは何もできずにダウンしフラッグを取られるとその時点で防衛とフラッグを取ったことによってハルトたちのチームが勝利となりすぐさませっちゃんに謝りに向かうと・・・



「うあぁぁぁぁ・・・恥ずかしい恥ずかしい・・・あんなのを見られていたとハァァァ・・・・・うあぁああぁぁぁ・・・・」

「その、せっちゃん??今大丈夫か??

メルトがせっちゃんに言った事について謝りに来たんだが聞くだけ聞いてやってくれないか??

ホラ、ちゃんと謝って仲直りしろよ・・・今後もせっちゃんの力が必要になるんだしな。」

「わ、わかってるって・・・だからそんな力で押さないでよ!!

大丈夫よ!!私こう見えても謝り慣れてるから!!!」

「それはどういう意味なのか少し疑問ですが・・・早めに対応して次の戦場へ行きましょう。」

「次の相手はとうとう決勝のジャージー率いるプリースト集団とだからな。

作戦もよりバリエーションに富んだものにしないと・・・ブツブツ。」

と、魔王とキルりんは次の戦闘に脳が切り替わっており。

メルトはうずくまるせっちゃんに触れ・・・謝りつつも勝負下着の件について話すとせっちゃんは顔を真っ赤にして人の姿に戻り違う意味で顔を上げられないと顔を手で隠し・・・・ハルトに頭を下げてからトテトテと歩いて消えてしまっていた。



「フッ・・・私のテクニックがあればせっちゃんくらい言いくるめるなんて余裕よ余裕。

それじゃ・・・決勝戦の舞台へ向かいましょ!!!」

「ついに決勝戦・・・観客の数も多けりゃ相手も熟練しているヤバい連中と来た。

今回の戦闘はでやる必要があるな。」

「何を言っているんだ?ハルトは死なないだろ?

―――――――だから・・・期待しているからな??」

「そうですよ!!!ですからその壊れても大丈夫な体をフルに使ってくださいね!!私たちの為に・・・・」

色々と話を詳しく問いたかったハルトだったが、観客の歓声に聞き尋ねるタイミングを失い・・・せっちゃんたちの待つフィールドへ移動しリードが扱ってきそう行動パターンを想定しつつ防衛と攻撃をすることに決まると。

じゃんけんで先攻後攻が決まりハルトたちは先行で攻撃側で審判の合図により決勝戦が始まった―――――――――

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