203日目 酒場で問題発言
ハルトはハイネによく見ていろと言って床に座らせ。
ハルトが何をしようとしているのか不思議そうにハイネは見ていると、ハルトの指示でジャージーとリザさんのポーズを言った通りにしてもらった瞬間・・・・
「なッ!?この四つん這いのポーズは2人の谷間が完璧にまで現れる最高のアングル!?まさか・・・ハルト君はここまでの事を計算して!?」
「ふっふっふ・・・コミックぴーーーーーーーーの撮影テクを舐めんなよ!!!
あ、あと・・・こっちに目線くださ~い。」
「え?こ・・・こう?」
「うあぁ~うあぁ?」
「ちょッ!?私は必要ないのだろうか!?
全然私に構ってくれていないように思えるのだが?
なぁ・・・ハルト??私も1枚くらい撮ってくれてもよいのだぞ?
特別に3枚・・・いや6枚は許そう!!!」
魔王は必死に枚数を増やしてハルトに自分も撮ってもらえるように語るが。
一向に撮ってもらえるような流れにはならず。
魔王はステージ上でお山座りをして待機組になってしまっていた。
「よし・・・ジャージーたちの写真はこんなものだろ。
で、魔王は・・・・どうしたんだ?そんな所でジメジメオーラなんか出して。」
「いいのだ・・・私なんてその辺の石ころと同じ価値なのだ・・・・
きっと私は・・・・低俗なサキュバスがお似合いなのだろうな・・・・はぁ~~~」
「ハルトさん・・・きっと私たちに集中してた際に魔王さんはハルトさんに自分も撮るように言ってたんだと思うよ。
だから・・・これからは沢山魔王さんの写真を撮ってあげて。
それに・・・今回の写真大会はハイネ司祭のモノとは違って気持ちよかったと言うか・・・達成感があって楽しかった。
ね?リザさん?」
「うあぁ~あ!!!」
「あぁ~~早く私にも写真を撮らせてよぉ~~~ハルト君のいけずぅ~~」
誰もハイネの事を触れようとしないまま放置し。
ハルトはいじける魔王の背中をチョンチョンと指でつつき・・・・魔王を振り返らせ――――――――
「や~い、ひっかかった~~~ってイダダダダダ!?!!?
バカ!!!全力で指を掴みあげるヤツがどこにいんだよ!?
ただのジョークだろ!!!」
「時と場所を考えてしないからだ!!!
私の気も知らないでハルトは他のメスの谷間やらケツやら追い掛け回して恥を知れ恥を!!!プンプンだッ!!!」
今度は腕を組んで怒り出し、ハルトは写真をパシャリと撮ると・・・魔王に指示を出した。
「すんませぇ~ん・・・そこでプリプリしてるサキュバスさんこっちに目線と笑顔もらえますか?」
「わ、私は・・・・フッ・・・本当にしょうがない奴め!!!
私のにっこりスマイルが欲しいと言うのなら全力で受け取るがいい!!!」
ハルトの声とカメラを見た瞬間には先ほどまで怒っていた魔王の姿はなく。
魔王は指示された通りに笑顔を作ってカメラの方を向いていた。
それから魔王にポーズに指示やアングルの調整をしつつ写真を撮ると。
ハルトは一通りののとり方を見せたからとハイネにカメラを返した。
「やっと私のターン?本当に長いレクチャーだったけど・・・・
ハルト君の技を覚えた私は最強よ!!!
さぁ~ジャージーにリザさん!!!そこでここをあぁしてあぁするポーズを頼めるかな?」
「嫌です・・・・」
「うあぁ~あぁ!!」
手をワキワキさせながらハイネ司祭は2人に危険なポーズを要求すると。
2人は即答で拒否し・・・ハイネはハルトにどうすればいいのかと再び尋ねてきた。
「ハイネはいちいち要求が直球すぎるんだ。
こういうのはだな・・・・コショコショ・・・・」
「あぁ~なるほど!
その手で行かせてもらうよ!!!
よし、コホン・・・・ジャージー!!リザさん!!!
猫のポーズをよろしく!!!」
「え?猫??えっと・・・・こうかな?」
「うあぁ~あ?」
ハイネはハルトから教えられたとおりにやんわりと猫に例えてポーズをとらせると。
次に背伸びのポーズやら色々な状態を指示して写真を撮り。
ハイネは最高に満足したと言って写真大会が無事に終わると・・・ハルトにこの写真はまた後に届けるとコソコソ密談し。
そのまま今回の大会はお開きとなって報酬を受け取ってハルトと魔王は家に戻って行った。
「で、私の衣装はどうだったのだ?
率直な意見が聞けていなかったから・・・その・・・聞きたいのだが・・・」
「そうだな・・・いつもの痴女のようなサキュバスの格好よりも良かったよ。」
ハルトは普段よりも露出の押さえられた衣装にそう語ると。
始めは怒っていた魔王も少しずつ意味が伝わったのか・・・・最後の方では少しだけ喜んでいる様でもあり。
魔王はハルトに触れようとした瞬間・・・・・
「あぁ~~~づがれだぁ~~~~~マジでゲートマンの捕獲は二度とやらないわ!!!」
「私もコレで最後であって欲しいです・・・ハイ。
あ、ハルトに魔王・・・2人も帰っていたのですか・・・・んしょ。
それじゃ・・・酒場にでも夕食を食べに行きますか?」
「あぁ、そうだな・・・・よし、魔王メシ行くぞ~ん?どうしたんだ?」
「あ・・・いや、別に何でもない・・・・それより今日の私は大変頑張ったのだ。
だからハルトに夕食を奢ってもらっても罰は当たらないだろ?どうだ?」
魔王の問いにハルトは多少なりと自分を見せていた魔王を少しだけ評価したのか・・・仕方がないと言って答えると。
メルトとキルりんに今日何があったのかと問い詰められたが2人はその話はしないと言って出て行き・・・2人の問い攻めを受けながら酒場へと向かって行った。
「ぶっはぁ~~~~くぅぅぅぅ~~~やっぱ仕事終わりに飲むシュゴビーは最高ね!!!ウェイトレスぅ~~~シュゴビーおかわりィ~~~」
「お前・・・明日も依頼があるんだ・・・ハメ外しすぎて二日酔いすんじゃねぇぞ?わかってんのか?」
「コレはもう手遅れだハルト・・・・こうなったら私たちも呑もう!!
と、言っても今日の私はハルトの奢りだからハルトに提案なのだが・・・・どうだろうか?」
「ん~今日の2人は何だか距離が近いような遠いような・・・・本当に何があったのです?
私たちが戻らない間になにか特別で秘密な関係にでもなったのでしょうかねぇ?ニヤニヤ・・・・」
キルりんのニヤニヤに挑発されたハルトは大人なん対応として何でもないと語るが。
魔王の言葉によって取り返しのつかない状況になりつつあった。
「そうだな・・・今日はハルトに私の全てを見せてやったのだ。
本当に良きものだっただろ?」
「バカヤロウが!!!誤解を招く言い方を済んじゃねぇ!!!
あ・・・・ち、違うんだぞキルりんメルト!!!俺は何もしてないし手も出していないんだ!!!」
「こうやって否定するところがいかにも怪しいわね・・・・ぐびぐび・・・・
んはぁ~~~で、魔王は何かされたのかしら??それともしちゃった系?」
「どんな質問ですかそれは・・・・
これでも魔王は一応女性なのですからもう少し聞き方を変えないと駄目ですよ。
で・・・ハルトと何ラウンドしたのですか?」
もはや収集が付かないとハルトはテーブルを見つめる事しかできず。
魔王はキルりんが何を言っているのかわからないまま・・・写真を何回撮られたのかと勘違いし。
6~7回と答えるとさらにキルりんとメルトは炎上してハルトに突っかかっていた。
「ちょっと答えなさいよこのクソ使い魔!!!
本当になんにもしてないのなら今日一日あった事全部吐きなさいよ!!!」
「そうですよ!!!まさか魔王とハルトがそんな長時間絡み合う仲になっていたとは・・・・・」
「いや、だから誤解だって!!!
魔王もその数はどこから来たんだよ!!!質問の内容から答えちゃダメなもんにそんなデカイ数字を出す奴がいるか!!!」
「だ、だって!!キルりんの質問の意味が分からなかったからしょうがないだろ!!!
それに私はハルトに舐めまわされるように色々なポーズをとったのも事実だ・・・・」
魔王の発言に再びハルトに視線が集中し・・・・その他にもウェイトレスや他の冒険家やハンターたちも同じような視線を飛ばしており。
ハルトはどうすれば回避できるのか必死に考えに考え、ある答えが出て来た。
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