184日目 水着コントストは波乱が付き物
無事に受付を済ませたキルりんと合流したハルトは・・・一番いい席を取るために移動すると言って移動する前に魔王やメルトたちに害獣が出たりしない限りは暴れないようにだけ注意して離れると。
メルトとキルりんは魔王と一緒にしないでと大声で言い返してきており・・・・
あの3人を置いてきてよかったのかと不安な気持ちでいっぱいの中・・・観客席に移動した。
「よし、ここが最高のポジションだな・・・・それにしても・・・水着コンテストか・・・本当にこの異世界に来て初めて良かったと思えるイベントだな。
で・・・・アンタ・・・何してんだ?」
「おやおや・・・これはこれはハルトさんじゃないか!!
奇遇だね~私は教会の子たち以外にも女の子はみんなターゲットだからこういうイベントを開いては目の保養と・・・・
いや、違うよ?別に盗撮して裏で売買とか自己満足の為にパシャパシャ何てしないからね?だからそんな司祭を疑うような目で見ないで!!私は女だけどハルト君とは何か違うもので同じに用がするのよね。
だからお近づきの印に・・・これを――――――――」
そう言ってハイネ司祭は封筒をハルトに渡し・・・その中身をこっそりとハルトが見ると・・・そこには下着姿で写っている教会のたわわな写真であり。
ハルトは思わず声が出そうになったが口を押えて飲み込み。
息を整えてからハルトはハイネ司祭に切れのある声で―――――――――――
「これからもよろしく頼む。」
「いい返事が聞けて何よりだよ。
さぁ~イベントはそろそろ開始だから存分に楽しもう!!」
と、なぜか二人は無言の握手を交わしており。
それと同時にステージ上へビキニを着こんだジャージの司会が現れ・・・簡単なルール説明が始まった。
「皆さんこんにちわ~今回のどきどき砂浜で水着コンテストにお集まりいただき感謝いたします。
このイベントはハイネ司祭様が企画なされた教会の寄付金募集のためのイベントとなっておりますので・・・是非とも募金よろしくお願いします。
で、これから行われるルールについて簡単にご説明いたしますと・・・・
このイベントはお題をクリアできた時点で報酬が手に入るというもので。
登録順にステージに上がってもらい、その方にこのお題箱の中からボールを1つ取ってその指令をクリアできるかチャレンジしてもらうというものです。
そして・・・最後のチャンスに皆さんがセーフと言えばその方のチャレンジを成功とみなす。
みなしルールもありますのでご声援よろしくお願いします。
ではさっそく・・・トップバッターに来てもらいましょう。
エントリーナンバー001・・・その辺にいた賞金目当ての水着ギャル・・・ミチサさん!」
長い説明の後に呼ばれた水着ギャルのポテンシャルは高く・・・見た目のセクシーさでは会場の男たちの視線を釘付けにするほどに良かったのだが。
アピールタイムの後・・・運命のお題箱の抽選となり。
水着ギャルは箱の中から1つのボールを取り出すと――――――――――
「お題は・・・・くす玉チャレンジです!!!
ルールは簡単で・・・3つの玉のうち好きなヒモを引っ張って開くだけです。
その中に当たりが出れば成功で失敗は・・・・お楽しみです!!!」
「なんだあれ・・・・妙に大きさの違うくす玉が3つ・・・昔話で言う欲が無いように小さな方を択べばいいのか大きな方を択べばいいのか迷う内容だな・・・おい。
で、ハイネ司祭・・・アンタがこれを設計したのならあの中身は何が入ってんだ?」
「それは・・・見てのお楽しみだよ。
そうなんでもかんでも答えを知るのは良くない事だ・・・・時には起こった事実を受け止める事も大切。
そう・・・それが一線を越えようともね。」
「さぁ、ギャルさんどのくす玉を選びますか?
大きさは3つで大中小とありますが・・・・・」
「くッ・・・・コレは引っ掛け?それともどれも当たりとかいうドッキリサプライズな内容とかだったりしないの?
と、言うより・・・これ・・・どれも動いてるけど何が入っているの!?」
ギャルはびくびくしながら真ん中にある中くらいのくす玉の紐に手を伸ばし・・・・
思いっ切り紐を引っ張ると・・・くす玉の中から液体が降りかかり。
ただの水のように思えたのだが―――――――――
「おい、お前・・・水着が解けてないか?」
「あ!?俺の水着に穴が!?さっきの液体の飛沫が・・・・ハッ!?もしかして!?」
「キャーーーーーーーーーーーーーーー!!!!み、みるなぁ!!!ヘンタイどもぉぉぉぉお!!」
「イエェェェェェーーーーーーーース!!!!」
「おい・・・ハイネ・・・あれって・・・」
「あぁ、見ての通り・・・衣服融解液さ。
人体に影響はないから安心していいよ。
それはそれで・・・ん~あのギャルはそこそこにいい発育だった・・・・出だしは上々の60点っと・・・」
「中のくす玉は残念ながらハズレでしたが・・・正解はと言うと・・・・
この大のくす玉でしたぁ~
中からはサプライズのリザさんの登場です。」
「うぅぅぅ~うぁぁ~あ。」
ジャージーが大のくす玉の紐を引っ張ると・・・中から当たりという垂れ幕とリザさんが出てきており。
リザさんはすぐにタオルでギャルを回収して控室に連れて行くと。
ジャージーは次のチャレンジャーを呼び出した。
「エントリーナンバー・・・・え、さっきのを見て殆どのギャルたちが参加を取り消したの?うん・・・それじゃ残ったメンバーだけでやるのね。
コホン・・・色々とありましたがナンバーが繰り上がります!!
さぁ気を取り直して行きましょう!!!
エントリーナンバー023の魔王さんどうぞ~」
「え、わ・・・私か!?話ではまだ後だと・・・・二番目だとは聞いていないのだが!
うぅぅうぅ・・・逃げるとはギャルたち女それでも女かぁ・・・・
え、エントリーナンバー・・・・023の魔王です・・・・」
魔王がジャージーの掛け声で現れると。
その水着は今までの格好以上に露出度が高く・・・メルトたちはどういった店で買ったのかと怪しく感じていると―――――――
「うぉぉぉお~~~最高のデザインじゃねぇか!!!」
「あんなデカイのに凛とした顔だち・・・いい所のお嬢さんか何かか!?」
「あれはどこかのモデルだったりするんじゃないか!!」
「えぇっと・・・アピールする前に色々とアピールしている様なので省きますね。
で、このお題箱の中からボールを1つ選んでください。」
「え、あぁ・・・モデルとか言われても私は・・・嬉しくないぞ!!!
ん~色々とあるのか・・・よし、これだ!!!
なになに・・・ボールには番号は9と書かれているな。」
「周りの男共はアレが魔王って知らないんだろうな・・・・
そりゃ顔とか体はいいかもしれんが・・・中身がなぁ・・・」
「ふふ、そう言えるのもハルト君が魔王と共に生活をしているからじゃないのかな。
誰かと密接に近づかないといい所意外に悪い所を見つけることは用意じゃないから・・・それだけハルト君は魔王たちと仲がいいと言う事になる。
いや、今はそんな話よりも・・・魔王は9と言ったね。
9か・・・アレは中々に大変だぞ・・・」
魔王の言ったボールの9と言う数字にハイネはステージを睨みつけると。
ジャージーの指示でお題の準備が始まり・・・その準備が整うと。
ステージの上には何やらカラフルなマークがいくつも書かれたマット引いてあり。
ハルトはそのマットを見た瞬間に何が始まるのかを悟った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます