80日目 特別奇襲任務完了!!
ハルトたちは教会の使われていない部屋に移動し・・・キルりんとリードの2人が窓から飛び出してからのことを話しだしたのだが・・・
「まず、私とリードは窓から颯爽と飛び出した後、街で腹ごしらえを済ませてから
リードたちを狙い追っている隣国のガイゼル王国に乗り込んだのです。
ん?何ですか??どうして腹ごしらえをしたのか気になるのですか??
それは・・・いい仕事をする前にはお腹を満たすのは常識でしょう。
さぁ、それは置いておいて・・・話を続けますよ??
えっと、私たちが潜入したガイゼル王国の城・・・ガイゼル城にはたくさんの兵と罠があったのですが、構造はリードが昔のままだと言って案内してもらいながら進み・・・ある場所からリード達だけが知っているルートを通って王の寝室に潜り込み、王が1人になるのを待ったのです。」
「何だかアサシンは怖いな・・・機動力がある分、仲間だったとしても秘密とか隠し事がバレそうなんだが。
キルりんは何もしてないよな???」
ハルトがキルりんに聞き尋ねるが、キルりんは魔王たちの方を向いて話の続きを始めた。
「オホン・・・では続きを話しますよ?
王が戻って来るまで待っているとアサシンの体内感覚的に夜になっているのは分かりました・・・
で、リードが言うには王はいつも夜に召使の女を部屋に1人だけ招き遊ぶという事でリードはその召使になりすまし為にその場から離れ・・・数分後に召使のフリをしたリードと王がやってくると・・・・」
「そこからは私が話そうかな。
私が王にと部屋に入ると・・・王は何をして遊ぶかと浮かれていたところ。
私は王をベッドに押し倒し、ゲームの提案をすると王はすぐに話に乗り。
私は王の手足をロープで固定し、口を塞ぐと・・・キルりんに合図を出して呼ぶと。
馬鹿な王でも気付いたのか・・・騒ぎ始めると――――――
キルりんはナイフを投げ、投げたナイフは王のアレに当たるか当たらないかの部分に刺さると・・・王はビビッて黙り込んでいたね。」
そして・・・キルりんとリードの2人が交互に私が私がと話を進めるとこうだ・・・・
喋られなくした王にリードは正体をバラして王に提案をしたらしい。
その提案もこの状況だと脅迫に聞こえてしまうと言うと、キルりんたちは提案だと強く言い返し・・・その提案の内容を聞くと「これ以上アサシンたちにちょっかいを出さないこと・・・・リード達の罪状の取り消し・・・少女の墓を作る事・・・アサシン差別を止める事・・・それらを承諾し配属した兵士たちにアサシン狩りを止めて国に戻る用に指示するんだ。
それらをやり終えた暁には私たちは二度と王の前には現れないし危害を加えないと約束しよう。
だが・・・もしも仮に約束事を違えたのなら、その場合は・・・・」
と、キルりんが話していると・・・・キルりんは王の大事なものを16分割にして王の友人たちに送りつけるとナイフを持ってニコニコしながら言うと。
王は人間とは別の悪魔と交渉しているような顔つきで2人の提案を承諾すると。
縄をほどきキルりんたちが見守る中、王はすぐさま部屋にある紙とペンで兵士たちに帰還の手紙を書き・・・
王に二度と会わないと言ってキルりんは王の首元にナイフが当たらないように投げ・・・王が次に2人を見ようとした瞬間には2人は消え。
ガイゼル王国から一目散に出て行ったという。
「で、2人は無事にやるべきことをやって戻ってきたってことか。
よくもまぁ・・・王の逆鱗に触れなかったよな・・・・
本来ならマジキレしてアサシンを撲滅するまで兵士を出すとか言う可能性もあるだろ?
って・・・まさか・・・お前達・・・話してないだけでガイゼル王に何かしたんじゃないだろうな!?」
「ひょ~ひゅひゅひょ~~~」
「ひょ~ひゅ~ひょひょ~ひょ~」
「これは・・・2人とも何かやからしたの確定ね。
こんなワザとらしい否定はどんな世界でも見分けがつくわ!!!
ほら、早く話した方が身のためよ??じゃないと・・・そこのジャージーがニコニコしながら笑えない拳で鉄拳制裁しちゃうわよ??」
「ジャージー・・・笑った顔でそのグーは何を表しているのだ??
それに・・・いつものオーラが黒く見えるのだが??」
度合いを超えた傷をつけないと約束していたはずが・・・2人の口笛を吹く姿を見てジャージーは守れていなかったと判断すると――――――
「で、コレを喰らいたいですかぁ??フフフ・・・・
5秒あげます・・・話すか話さないか私の顔を見て考えてくださいね~」
「こ、ここここ・・・こんな事、か弱いジャージーができるわけ・・・・ない、です・・・よね???は、ハルト!?と、止めてくれてもいいんですよ!?
え、リード!?どうするのですか!?私正面からグーパンチ何て喰らいたくないですよ!!!」
「そ、それは私も同じよ!!!
で、でも・・・正直に話しても何かされそうで怖いんだよね・・・・」
「ん~2人とも・・・そんなこと言っている間に残り3秒よ??
早く殴られるか殴られるか答えを出しなさいよね~~~見てるのも待つのも面倒なんだから。」
「メルト、それはどっらにしても殴られるのは回避できないみたいないい方に聞こえるのだが??
ジャージーは正直に話せばきっと優しく・・・優しく・・・やさ・・・殴らるよりもいい事が待っているはずだ!!!死にたくなければ話すしかない!!!」
ジャージーがカウントしながら拳を振りかぶり・・・殴りかかった瞬間、キルりんとリードは涙目になりながら話すと言ってギリギリの所で拳が止まっていた。
「で、2人は王様に何をしたのですか??ちゃんと全部話してもらわないと困っちゃうのですよ??」
「えっと・・・ベッドに縛り上げてからろうそくで拷問したりリードが山賊にまでなって苦しい目にあったと言いながら王様のひげをむしっていただけの事です!!
アイタッ!?どうしてハルトがぶつのですか!?」
「俺じゃなくてジャージーの方がいいって言うのか??
なら、代わってもらうか・・・・お~い、チェンジだってよ~」
「わ、私はハルトのお叱りを受けよう・・・痛い目を見るのはキルりんだけでいい・・・フフフ、悪く思うなキルりん。
お前の事は未来永劫忘れることはないだろう・・・いつまでも変わらないまな板のようにありのままの絶壁であったと――――――」
「で、本当にそれだけなの??
キルりんとリードのアサシンスクールの悪友だからもっと過激なコトしてるお思ったのだけれど・・・・私の深読みだったのかしら??」
「その・・・メルトの想像してた2人がしたであろう行為はどういったモノなのだ??」
魔王は2人がしそうなことが気になり、メルトに聞くと・・・・
「そりゃ、キルりんのナイフで人間ダーツをしたり。
耳からスパゲッティーを食べさせたりとか何とか味のカレーかカレー味の何とかを食べさせようとしたりとか・・・・ありとあらゆる凶悪な拷問よ。
この2人ならやりかねないでしょ??」
「それはそうだが・・・その考えに至ったお前もどうかしてるぞ。
まぁ・・・こうやって二人とも無事に戻って来たんだ、ジャージーもその拳をしまって・・・2人とも今日はゆっくり――――――」
「はい、今日はゆっくりくつろぐ予定なのと・・・晩御飯は落ちこぼれアサシンことリードたちと宴会を開きたいのですが・・・ダメでしょうか??」
「誰が落ちこぼれだ!?何度も何度もしつこいぞ!!!
宴会は賛成だが落ちこぼれは気に食わん!!!」
と、2人が戻ってくると賑やかさが戻り・・・キルりんとリード達と今晩、宴会を開くこととなった。
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